新入り ページ4
「久しぶり、ユリさん。」
エイトさんは私にやったように、すかさずユリさんという女性にキスをおとした。
「やーん、もう。エイトったら〜..」
「ユリさんが悪いんだよ？全然会いにきてくれなかったからさ、」
てか、この男。全然私への態度と違うんだけど....
「あ、ユリさんに紹介するね。新入りくん」
「へ〜！！すっごい可愛い顔してるわね。」
『ありがとうございます。』
「名前はなんていうの？」
これって本名言えばいいのかな？いや、でも源氏名的なもの普通言うんじゃないの？
『あ、えーっと..』
「まだコイツ一人前じゃないから、新入りくんって呼んであげて。」
「エイトが教育係なの？」
「うん、ビシバシ教育するよ。でも、」
エイトさんはぐっとユリさんの肩を自分に寄せて、ユリさんの耳元に唇を近づける。
「俺だけをずっと指名してくれるんでしょ」
「んふ、もちろんよ！」
そう言って、ユリさんはエイトさんの頬にチュッとキスをした。
私は何を見せられているのだろうか。
「新入りくん！立ちっぱなしじゃしんどいでしょ？横座りなよ」
ポンポンとソファーを手で叩く。
『じゃあ、失礼します。』
ストン、と腰を掛けた瞬間、私の頬がスルリと冷たい手に包まれる。
『んひゃっ』
あまりにも急なことだったため、思わず声をあげてしまった。
「ひゃって可愛いわね〜。てか、間近で見ると本当に可愛いわぁ。
私より肌が綺麗し、真っ白。睫毛も長いし、目もビー玉みたい。何より..」
クスッと笑い、次は唇をスーッとなぞられる。
「このふっくらしたプルプルの可愛い唇。」
『ッ、あの。恥ずかしいんですけど』
「顔真っ赤じゃない！もう可愛い〜〜〜」
ぎゅっと抱き締められ、ぬいぐるみ状態になってしまった。
「ユリさん。俺には構ってくんないの？」
痺れを切らしたエイトさんが、自分を指差し真っ直ぐにユリさんを見つめる。
「ごめんってエイト！でも、この新入りくん可愛いくて、つい苛めたくなっちゃうのよ」
私、ホストのコツ..分かったかも！！
『ユリさん、これ以上からかうと..』
抱き締められられていた手を払いのけ、自分の冷たい手をユリさんの頬に当てる。
「ひゃ」
『仕返し、しちゃいますよ？』
「ッ、も..もう！仕返ししてるじゃないの..」
『ユリさん顔真っ赤。』
やばい、楽しいかも....
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ゆりか(プロフ) - 続きがみたいです！！エイトさまに男装がばれて攻められる展開がみたいです^ ^更新待ってます！ (2021年3月10日 12時) (
レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
ツクヨミ - 続き見たいです！ (2018年5月3日 23時) (レス) id: 8ade46d223 (このIDを非表示/違反報告)
たかな。(プロフ) - みやみくさん» ありがとうございますm(._.)m (2018年1月11日 18時) (レス) id: 2356c85209 (このIDを非表示/違反報告)
みやみく(プロフ) - 更新頑張って下さい！！トドメの接吻のもので男装系の小説は無いので続き楽しみにしてます！ (2018年1月11日 0時) (レス) id: 992a2d29b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たかな。 | 作成日時：2018年1月11日 0時
