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Aside



只今夕食中、


姫様は神獣の繰り手となった英傑様に


神獣の構造等を熱心に説明している。


かという自分はリンクと仲良く夕食を摂っている。


『………………ねぇリンク、雪合戦しない?』


降り積もる雪を見てそう言うも無言で断るリンク。


『でも、夕食のあと手合わせも兼ねてだよ?』


そう聞くも首を横に振られる。


久々の雪を楽しみたかったけど流石に無理そうか。


そう諦めながらリンクの様子を見て諦めていると、


「…………少しだけだよ。」


との返事が返ってきた。


すると夕食を進めるスピードが速まったリンク。


何だ、リンクも楽しみにしてたのか。


そう考えながらあっという間に夕食を平らげた。








『相手の雪玉に当たった数が多い方が負け。

取り敢えず1試合10分間位にしとくよ。』


説明すれば頷いたリンク。


『この雪玉が地面に落ちたら開始ね。』


そう言い高く雪玉を投げ、互いに耳を澄ます。


ボサッっと音がした瞬間、雪玉が飛び交い始めた。






豪速球で雪玉を投げ合うこと8分、


自分が投げた雪玉はリンクが投げた雪玉に打ち消され


リンクが投げた雪玉を自分が打ち消す。


パァン!!!と大きな音が鳴るも、


気にせず投げ続ける。


『「お兄ちゃん頑張れ〜〜!!」』

『「お姉ちゃんすご〜い!!!」』


いつの間にか集まってた小さな応援隊、


つい平和な状況に微笑んでしまう。


「わぁ!お姉ちゃん、”余裕の笑み”だ!!!」


何処でそんな言葉を学んだのだろうか。


そう思っていると


「ん”っん”〜。」


と咳払いが聞こえ、リンクと一緒に動きが止まる。


「Aにリンク、あなた方一体

何を為されてるのですか?」


『…………リンクと手合わせをしておりました。』


禍々しいオーラを放つ姫様にそう説明すれば


「そうなの?

僕には雪合戦してる様にしか見えなかったけど。」


とニヤつきながら余計な事を言った英傑様。


「つい先程、大きな音が聞こえましたけれど

それにお心当たりは?」


『それは…


「それはね!!

お兄ちゃんとお姉ちゃんの雪玉がぶつかった音だよ!

めちゃくちゃ速くて大きな音が鳴ったんだ!!!」


まさかの応援隊隊長が元気良く姫様に説明をする。


「へぇ、”雪玉”をねぇ。」


隊長の説明を繰り返す英傑様、


「次2人で何かをする際は、報告をお願いします」


『すみませんでした。』


リンクと一緒に深々と頭を下げ謝罪した。

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きのこ(プロフ) - 頑張ってくださいいいいいいいい リーバルの話少なくて楽しみです! 無理しない程度で!!!! (8月2日 18時) (レス) id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モルタル | 作成日時:2023年6月17日 2時

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