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イチゴ ページ4

リーバルside



「へぇ、この僕を神獣の繰り手に?」


そう聞けば


「貴方程の戦士でないと、

神獣ヴァ・メドーの繰り手は務まらないのです。」


と言う姫、


見る目があるじゃないかと言いたいとこだけど


一先ず気になる事がある。


「話は分かったけど、その前にあれは何処?

僕の矢を鷲掴みにしたあれ。」


そう聞けば


「彼女は今マックスサーモンを買いに行ってます。

この村のマックスサーモンには目が無いらしくて。」


との返答が来た。


『仮にも姫付きの騎士だってのに、

どうだい?彼女の代わりに僕が騎士になろうか。』


そう笑いながら提案すれば


「先程も申し上げましたが、彼女は侍女でして……」


と言った姫、


ムカつくが隣の仏頂面の騎士も頷いている。


周りの兵士を見る限りどうやら本当らしい


「何であれだけの奴を兵士にしないの?

今の状況で女だからとか言ってられないでしょ。」


ガノンを封印する為に出来る限りの状況を作るのが目的じゃなかったのかい?


そう聞けば口籠る姫、


どんな事情があるかは知らないけど、


ハイラル王国はこんなだったのか。


そう失望していると


『兵士になるのは私が嫌なだけですなんですけど、

些細な事で態々姫様を困らせないでくれます?』


気付けば僕と姫の間に立つ女。


小さな身体にありったけのマックスサーモンとイチゴを抱えている。


「A?!大丈夫ですかその荷物!!!」


そう驚く姫に淡々と


『マックスサーモンだけにしようと思いましたら

イチゴも大量に貰いまして、

リトの村のイチゴ、甘くて美味しいんですね。』


そう説明する女、


そして気付けば姫とリンクと僕の口にあるイチゴ。


呑気に他の兵士にもイチゴを配っている女。


「…………本当に美味しいのですね。」


『喜べて頂けて良かったです。』


リトのイチゴに感謝ですね。


そう表情を変えずに言う女、


姫の周りは仏頂面な奴しかいないのか。


そう考えていると


神獣の繰り手の話に戻った。

5分だけ→←マックスサーモン



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きのこ(プロフ) - 頑張ってくださいいいいいいいい リーバルの話少なくて楽しみです! 無理しない程度で!!!! (8月2日 18時) (レス) id: 341e3469a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モルタル | 作成日時:2023年6月17日 2時

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