不器用なりの愛情表現【黒尾鉄朗】 (ページ21)

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＿＿＿五色 side

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＿＿昔から俺はAのことが好きだった。

Aとは家が近くて小さい時から仲良くて俺がバレー始めたときも練習にいつも付き合ってくれて、試合も見に来てくれていた。
そんな彼女になんでここまでしてくれるのかと聞いた時彼奴は

『…つとむがバレーする時1番キラキラしてて好きなんだよね。』

そう言われてから俺はこいつはほんとに俺の事見てくれてるのだなと嬉しくてその思いは好きに変わったのが中学の時だった。…それからお互い別々の道へ進んだが、大人になってやっと再会できた。

Aは宮城から来たわけでつまりこっちでも知り合いは多くないだろうと思っていた。それはつまり俺のライバルも多くないと踏んでいた。

けど、あの黒尾さんはそうじゃないと思った。

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「…あれ、五色お前練習あるんじゃねぇの？」

俺今日は時間あるから急ぎなら先上がってくれていいからなと言う黒尾さん。…俺は今日初めてこの人に出会ったけどさっきのやり取りを見てこの人は俺のライバルなのではと思った。

「…Aのこと好きなんですか、黒尾さん。」

「おいおい…赤葦も聞いてきたけどお前もそれ聞いちゃう、五色君。…ほんとみんなに俺そう思われてんのね…。」

はぁと溜息をつけば黒尾さんはそうかもしれねぇけど確かとはいえねぇなと答えた。何だかそれがあまり腑に落ちなくて俺は少し不満だった。

「…なんでそんなに仲良いんですか、彼奴と。」

「まぁこの前たまたま帰り会ってちょっと話して…ってぐらいだし俺は別にまだ知り合ってまも無いぞ。」

それこそお前の方が仲良いと俺は思うけどなーと言われる。…確かに幼馴染だし彼女のことを俺の方が知っているのは事実だ。…けども、

「俺はAのこと本気で好きです。…だから黒尾さんがモタモタしてると俺が奪います…もちろんバレーも負けません！」

キッパリそう宣言すると驚いた顔をされるがすぐにふっと笑い全部止めてやるよと言われた。

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なかなか更新してなくて申し訳ないです…

スプラ最近買ったのですが沼にハマったのとちょっとリアルがバタバタしておりました汗

そう言えば1000hitありがとうございます*°
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