KPOPアイドル短編集

straykids__フィリックス３ ページ28

あれから走って学校に行き、何とか間に合って教室に入ることができた



けど今日はなにか騒がしいな



ＮＮ「Aおはよ、いつも通り遅かったね」



「おはよ、うるさい」



友達のななが朝からディスってきた



「ねえねえ、なんの騒ぎ??」



あまりにもクラスが、特に女子が騒がしいから、ななに理由を尋ねてみた



ＮＮ「ああ、ヒョンジンくんが学校1美人って言われてるハヨン先輩と付き合ったから、見ての通りヒョンジンくんのファンクラブが荒れてるのよ」



え、今、ヒョンジンくんって言った??



私のこと好きじゃないの?



てか、好きじゃないのにあんなに優しくしたり頭ポンポンしたり手をにぎにぎしたりするの??



「へ、へえ､､､そうなんだ」



一気に視界が暗くなったような感覚になった



ヒョンジンくんのことを聞いたのか、ピリが心配そうにこちらを見ているのがわかった



ＮＮ「A、なんか顔色悪くない??保健室行く??」



何も無いように装ったけど、ななにはバレちゃったみたい



「あ、実は体調悪くて、そうしようかな」



ヒョンジンくんのことを話すのは自分が恥ずかしくて、何となく話したくなかったから、ななには体調悪いって言っておこう



なな、ごねんね



ＮＮ「一人で行ける？一緒に行こうか??」



「大丈夫だよ、そんなに酷くないから一人で行けるよ」



ＮＮ「そっか、気をつけてね」



最後の最後まで心配してくれたななには申し訳ないけど、早く1人になりたかった

straykids__フィリックス４→←straykids__フィリックス２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す