披露×疲労 ページ24
『…………強すぎでしょ』
クロロと対峙してから早数時間。
Aは一発も当てられずにいたのだった。
「もう終わりだ、夜が明ける」
『………ラスト１回』
「おまえのラストは何回くるんだ？
もう休め、限界だろ」
悔しがるAの頭にクロロは手を置く。
いつもなら嫌がり払い退けるAだったが、今回ばかりは体力が底を尽いていた事もありされるがままになっていた。
「……………」
クロロはしゃがみAと視線を合わせる。
Aの瞳にクロロが写った。
『……………なに』
「本当に直ぐに治るのだな」
『……………』
クロロは興味深そうにAを見る。
その身体には傷一つ存在しないように思えた。
『ねえ』
Aは何かを思いついたかのように口を開く。
『そんなに気になるならもう一回傷付けたら？』
「痛みは感じるのだろ？」
『一瞬だけだから大丈夫』
彼女は慣れた手つきでナイフを構える。
そして自身の首に突き付けたのだった。
『______________クロロ？』
クロロはAの手首を掴んだのだった。
彼女の脈拍はいたって正常で、自身を傷付ける事に慣れているように感じた。
『離さないと見れないよ？』
「流石のおまえでもそれは洒落にならない筈だ」
『……………』
クロロはその手を緩める事はなかった。
『(残酷で優しい人だな、この人は)』
心配、そんな言葉がクロロの瞳から聞こえた気がした。
Aはナイフをしまう。
『ごめん、悪ノリしすぎた』
「次からは気をつけろ」
登り始めた日が2人を差す。
クロロはそれを見ながらAに手を伸ばした。
「そろそろ帰るぞ」
『そうだね、帰ろうか』
Aはその手をしっかりと握ったのだった。
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ゆき(プロフ) - 天邪鬼さん» (^o^ゞ！！！！はい！！！！！ (2016年8月1日 20時) (
レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
天邪鬼 - ついにヨークシン・・期待します！ (2016年8月1日 19時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 天邪鬼さん» ありがとうございますっ！！！＼(^o^)／ｲﾔｯﾌ〜！作者はコメントをしてくれると頑張れる体質なので頑張りますね＼（´Ｏ｀）／ｱﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ。次からはついにヨークシン編に入ろうとしているので楽しみにしてくれると嬉しいです♪v(*'-^*)^ｱﾊﾝｯ☆ (2016年8月1日 16時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
天邪鬼 - 続き頑張ってください！(^-^)/ (2016年8月1日 15時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - レナさん» どうなるんでしょうね‥‥‥‥（意味深）続きも楽しんで貰えるよよよよよように‥‥がががががが頑張りますねっ(*´∀｀*)尸"q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ!！！！ (2016年7月29日 18時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2016年4月15日 18時
