回復×刃刄 ページ23
ナイフが振るわれる度に風を切る音が鼓膜を振動させる。
「反撃無しか？」
動きに無駄が無く、Aはそれを避けるだけでも精一杯になってしまっていた。
『ッ！』
避けているだけではダメだと頭では理解しているも、身体は付いてこないのだ。
汗が頬を伝っていく。
『(…………念さえあれば…！)』
念を使えば今よりはいい状況へと持ち込めるのだろうが、今回のルール状使ってはいけない為、Aはもどかしさを感じていたのだった。
クロロはAの考えを読み取るように笑う。
「念を使いたいか？」
『！』
「おまえは念に頼りすぎだ」
ナイフを投げ捨てたのだった。
Aの意識はナイフに集中する。
「だから………こんなヘマをする」
クロロの拳がAの鳩尾にめり込んだのだった。
Aは鳩尾を抑え激しく咳き込む。
『………ｹﾞﾎｯ、ナイフだけじゃ…』
「俺がナイフを構えたのを見て勝手におまえが勘違いしただけだろ？」
『…………なるほどね』
Aは息を整え、再び構える。
息苦しさはなかった。
「どうだ、これで本気を出す気になったか？」
『出し惜しみは許されないみたいだね』
Aは瞳を金色に染め上げる。
「！」
Aがスピードを一段と上げ、クロロとの間合いを詰めたのだった。
クロロはそんなスピードに少し目を見開く。
「これがおまえの特質か」
スピードだけでなく力までもが底上げされていた。
クロロは振り下ろされる拳を避けていく。
「…………おまえは本当に飽きさせない」
常に変化していくAを見るのは楽しかった。
どんな逆境でも乗り越えていく精神力は凄まじいものだ。
「少し本気を出してやろう」
クロロは拳に力を込めたのだった。
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ゆき(プロフ) - 天邪鬼さん» (^o^ゞ！！！！はい！！！！！ (2016年8月1日 20時) (
レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
天邪鬼 - ついにヨークシン・・期待します！ (2016年8月1日 19時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 天邪鬼さん» ありがとうございますっ！！！＼(^o^)／ｲﾔｯﾌ〜！作者はコメントをしてくれると頑張れる体質なので頑張りますね＼（´Ｏ｀）／ｱﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ。次からはついにヨークシン編に入ろうとしているので楽しみにしてくれると嬉しいです♪v(*'-^*)^ｱﾊﾝｯ☆ (2016年8月1日 16時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
天邪鬼 - 続き頑張ってください！(^-^)/ (2016年8月1日 15時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - レナさん» どうなるんでしょうね‥‥‥‥（意味深）続きも楽しんで貰えるよよよよよように‥‥がががががが頑張りますねっ(*´∀｀*)尸"q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ!！！！ (2016年7月29日 18時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2016年4月15日 18時
