先手×必勝 ページ15
最初に仕掛けたのはAだった。
「いい顔だ◇」
Aはヒソカとの距離を一瞬で詰めたのだった。
そしてスピードを殺す事なく脚を振うも、ヒソカはそれを体を反らして避けてみせたのだった。そして、反らした体勢からAの鳩尾目掛けて拳を振るう。
その間、3秒。
観客たちは思わず息を呑む。
『……………』
Aはヒソカの拳を掌で受ける。
骨が軋んだ所を見る限りヒビが入ったようだ。
オーラが少なかった、か。
頭でそんな分析をしながらもヒソカの拳を捻っては、肘目掛け膝蹴りをしたのだった。
会場内に嫌な音が響く。
会場の誰もがそう思ったが、真実は違った。
『……………わざと受けたでしょ』
「僕はこの戦いを最大限に楽しみたいからね」
『………………』
そんなヒソカの声が聞こえた気がした。
Aは苦虫を噛み潰したような顔をする。
「ほら、もっと集中しなよ」
ヒソカはAの顔にトランプを振り翳す。
一瞬反応に遅れたAの頬からは血が垂れ流れた。
「これは僕と君だけの戦いだ、雑念はいらないよ◇」
ヒソカはトランプについた血液を舐めとる。
Aはヒソカを睨みながら頬を拭った。
『うるさいな、集中してるから黙って』
「それなら良かった◇」
Aはヒソカとの間合いを詰めてはナイフを振り翳したのだった。
ヒソカは口元を歪める。
「…………これは彼の教えかい？」
『ご名答』
一つ一つの動きに無駄がなく、その太刀筋はクロロを想像させたのだった。Aはナイフに得意とするスピードを乗せ、ヒソカを追い込んでいく。
ヒソカの頬にはAと同様の傷ができる。
「おそろい、とはならないか。君とは」
『煽らなくてもちゃんと相手にするから安心して』
Aの頬の傷はもう既に消えていたのだった。
ヒソカは「残念」と笑う。
『……………さて、どこまでいけるかな』
下克上は終わらない。
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ゆき(プロフ) - 天邪鬼さん» (^o^ゞ！！！！はい！！！！！ (2016年8月1日 20時) (
レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
天邪鬼 - ついにヨークシン・・期待します！ (2016年8月1日 19時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 天邪鬼さん» ありがとうございますっ！！！＼(^o^)／ｲﾔｯﾌ〜！作者はコメントをしてくれると頑張れる体質なので頑張りますね＼（´Ｏ｀）／ｱﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ。次からはついにヨークシン編に入ろうとしているので楽しみにしてくれると嬉しいです♪v(*'-^*)^ｱﾊﾝｯ☆ (2016年8月1日 16時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
天邪鬼 - 続き頑張ってください！(^-^)/ (2016年8月1日 15時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - レナさん» どうなるんでしょうね‥‥‥‥（意味深）続きも楽しんで貰えるよよよよよように‥‥がががががが頑張りますねっ(*´∀｀*)尸"q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ!！！！ (2016年7月29日 18時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2016年4月15日 18時
