組織×関係 ページ12
「Aか？」
街を歩いていると声を掛けられたのだった。
振り返ってみるとそこにはクラピカがいた。
『あれ、クラピカ。久しぶりだね』
「ああ、久し振りだな
今日はゴン達といないのか？」
『うん、服を買いに来ただけだからね』
そういうとクラピカは「確かにそれだと1人の方がいいな」と笑ったのだった。
2人の性格を理解している発言だ。
『クラピカは？』
「私はスーツを買いに来たんだ
仕事で使うからな」
『…………仕事、会社員みたいな感じだよね』
Aの発言にクラピカは首を横に振る。
「少し違うな
私はある奴等を探すために組織に入っているんだ」
『ある奴等って…………あ、聞いても大丈夫？』
「ああ、構わない」
「私の一族_______クルタ族を滅ぼした奴等の名だ」
心臓が早くなるのを感じた。
彼を直視できなくなり、汗が全身を伝っていく。
『…………瞳、大丈夫？』
「すまない、感情的になってしまった」
『……………』
クラピカを心配するフリをして何とか普通に話す。
気分は最低そのものだった。
「あ、まだ時間はあるか？」
『？』
「少し話していかないか」
・
買い物を終え、小洒落たカフェに入る。
「久しぶりに会ったから話したいと思ってたんだ
時間を割かせてしまいすまない」
『ううん、大丈夫だよ』
Aは水を口に含ませ、喉の渇きを潤す。
「相変わらずクールだな、Aは」
『冷めてるからね』
「いや、冷静なのは良い事だ
私は短期だから尚更な」
そう言ってクラピカは恥ずかしそうに笑う。
彼は純粋で真っ直ぐな瞳をしている。
「ところでAは旅団について知っているのか？」
『………なんで？』
「さっき動揺してるように見えたから聞いたんだ」
演技が下手だったのか、それともクラピカの観察眼が鋭いのか、多分後者であろうと推測する。
侮れない、そうAは内心呟く。
『ごめん、聞いた事ないや
ただクラピカが組織に属している事に驚いたの』
「………そうか、驚かせてすまない」
『ごめん、力になれなくて』
そういうと彼は「大丈夫だ」と笑ったのだった。
『……………』
この胸の痛みは何なんだろうか。
・
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ゆき(プロフ) - 天邪鬼さん» (^o^ゞ！！！！はい！！！！！ (2016年8月1日 20時) (
レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
天邪鬼 - ついにヨークシン・・期待します！ (2016年8月1日 19時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 天邪鬼さん» ありがとうございますっ！！！＼(^o^)／ｲﾔｯﾌ〜！作者はコメントをしてくれると頑張れる体質なので頑張りますね＼（´Ｏ｀）／ｱﾊﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ。次からはついにヨークシン編に入ろうとしているので楽しみにしてくれると嬉しいです♪v(*'-^*)^ｱﾊﾝｯ☆ (2016年8月1日 16時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
天邪鬼 - 続き頑張ってください！(^-^)/ (2016年8月1日 15時) (レス) id: 7df5f2c691 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - レナさん» どうなるんでしょうね‥‥‥‥（意味深）続きも楽しんで貰えるよよよよよように‥‥がががががが頑張りますねっ(*´∀｀*)尸"q(*･ω･*)pﾌｧｲﾄ!！！！ (2016年7月29日 18時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2016年4月15日 18時
