憎悪×相手 ページ38
「久しぶりだな」
Aは今ゾルディック家の当主______シルバ＝ゾルディックと向き合っていたのだった。口を頑なに紡いでいるAにシルバはフッと小さく笑う。
『……………』
５年程前にAはゼノ、シルバ、イルミに会っていたのだった。彼等と会った理由は勿論彼らの職業である暗殺が関係していた。
そう、Aは彼等の標的だったのだ。
『で、何で私を呼んだの？』
「そう警戒するなただ話をするだけだ。おまえは初めて俺の仕事を失敗させたヤツだからな」
『そんな遠回しに言わなくてもいいよ
で、用件はなに』
空気が酷くピリついていた。
Aの瞳はもう既に金色に染め上がっている。
「おまえの特質についてだ」
やっぱりその事か、とAは溜息を吐く。
『………別にいいよ、言っても』
Aはシルバが言葉を発しないように言葉を続ける。
『その代わりにあの時の依頼主を教えてよ
私だけじゃ割に合わない』
今度はシルバが口を開く番だった。
「それは言えないな。信用を失うからな」
『なら、私も言わない。メリットがないからね』
「力ずくでは意味がなさそうだな」
『痛いのは慣れてるからね』
暗殺者を目の前にしても尚、断言する事ができるAにシルバは関心を示す。
彼女の言葉に嘘が含まれていないからだ。
「依頼主を知ってどうするんだ？」
その問いにAは不敵に笑う。
『勿論殺す、私から全てを奪ったのだからね』
彼女の憎悪は消えない。
・
シルバとの対話が終わり部屋の外に出ると、壁にもたれ掛かっているイルミの姿が目に入ってきたのだった。
『ターゲット教えてもらえなかった』
「当たり前でしょ。
あ、でも依頼してくれるなら話は違ってくるけどね」
『ぼったくられそうだし大丈夫』
きっぱりと言い放つAにイルミは「生意気」と少し顔をしかめる。
「あ、そういえば君旅団に入ったらしいね」
『誰情報……………ってヒソカしかいないか』
「クロロのお気に入りだって言ってたよ」
『余計な事言いやがって…………って、あ゛』
Aがクロロに電話で説教をくらうハメになったのは言うまでもない。
・
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？？？ - メレオロンの方が優秀(透明に関しては) (2020年1月10日 13時) (
レス) id: 27c5cf4edd (このIDを非表示/違反報告)
なん - 焼肉定食ではなくステーキ定食では...？ (2019年7月28日 22時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - アーリア*さん» 確かにそうですね！！！！作者は馬鹿なのでわかりませんでしたっ｡ﾟ(ﾟ＾∀＾ﾟ)ﾟ｡ご指摘嬉しいです！少し訂正させていただきます！！！これからもよろしくお願いします(*´･ω･｀)ﾉﾖﾛｽｸｰ (2016年10月17日 22時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
アーリア*(プロフ) - ブラックノイズの短所についてなんですが、1回以上というと1回も含まれるのは？と思いました。それだけです。いつも楽しく読ませてもらってます。 (2016年10月17日 21時) (レス) id: ca6f287584 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 彩乃さん» 私もキャラ崩壊がとことん苦手なのでその気持ちわかります！！！！(*｀▽´*)ｳｪｲｯ! (2016年10月13日 23時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2016年3月2日 21時
