嘘付×笑顔 ページ11
流星街育ち
『A＝ルーティアだよ。よろしくね』
それから数日がたち、大分変わったこの生活にもだいぶ慣れてきた。
だが、一つだけ慣れない事があったのだった。
「チビどくよ」
『フェイタンこそどいて、邪魔』
フェイタンだ。
何かあるごとに二人は喧嘩をしていた。
「……………」
今となってはそんな光景も日常茶飯事だ。
そんなフェイタンと揉めていると横からシャルが笑いながらも口を挟んできたのだった。
「ほんと、フェイタンとAって仲良いよね」
「シャルからかてるなら殺すよ」
「うわっ、マジになるなって！」
怒りの矛先が移り、フェイタンに追いかけられているシャルを見ていると名前を呼ばれたのだった。
声の主は勿論クロロだ。
『なにクロロ』
「そろそろおまえには盗みに混じって貰う」
『いつ？』
「今日の夜に博物館にある本を盗るんだ」
その言葉にAは『本なんて盗る意味あるの？』とストレートに言葉を返す。
「俺が読むんだ」
『…………』
「悪い？」
おまえかよ、と思っていたら思いのほか顔に出てしまっていたようだ。クロロの観察眼が鋭いのか、Aが顔に出し易いのか、理由は圧倒的に後者である。
Aは頬を軽く掻く。
「それと、おまえに聞いておきたい事があったんだが」
『なに？』
「おまえはフェイタンに腕を折られた時だが、あれは能力を使ったのか？」
クロロの問いにアジト内に沈黙が走る。
『ん、使ったよ？
じゃないとあんな早く回復なんて出来ないし』
「だよな！お前みたいにガリガリな奴が強化系なわけないもんな！」
『フィンクスうるさい』
今度はフィンクスにからかわれているAを横目にしながら、クロロは沢山の疑問を頭の中で呟いていた。
あの時、全くオーラを感じ取れなかったのは何故だ？
そもそも能力だけでそこまで早く回復するもんなのか？
制約は？誓約は？
そして何故、あのゴミの中を裸足で歩いていて傷一つもないんだ？
「…………」
Aの足には傷一つなく、擦り傷すらなかった。
それは出会った時から変わらずだ。
「(まだ、話すつもりはないのか)」
少女の心の氷は溶けていない。
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？？？ - メレオロンの方が優秀(透明に関しては) (2020年1月10日 13時) (
レス) id: 27c5cf4edd (このIDを非表示/違反報告)
なん - 焼肉定食ではなくステーキ定食では...？ (2019年7月28日 22時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - アーリア*さん» 確かにそうですね！！！！作者は馬鹿なのでわかりませんでしたっ｡ﾟ(ﾟ＾∀＾ﾟ)ﾟ｡ご指摘嬉しいです！少し訂正させていただきます！！！これからもよろしくお願いします(*´･ω･｀)ﾉﾖﾛｽｸｰ (2016年10月17日 22時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
アーリア*(プロフ) - ブラックノイズの短所についてなんですが、1回以上というと1回も含まれるのは？と思いました。それだけです。いつも楽しく読ませてもらってます。 (2016年10月17日 21時) (レス) id: ca6f287584 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 彩乃さん» 私もキャラ崩壊がとことん苦手なのでその気持ちわかります！！！！(*｀▽´*)ｳｪｲｯ! (2016年10月13日 23時) (レス) id: 9361d0438e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2016年3月2日 21時
