わ、私だって！【音速のソニック】 (ページ9)

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７話ページ9

兄さんの家に来て5日がたった。現在は、掃除や洗濯、食事等の家事は私がするようになった。

料理は以外にも評判がよく、すごく嬉しかったりする。

買い物もするといったんだけど、危ないからと二人に言われ

買い物は兄さんやジェノスさんと一緒にいるときのみいけるわけです。

で、現在はジェノスさんがお仕事中で兄さんと家で二人。

「よし、今日こそは仕事探す！」

私は兄さんにそう告げると兄さんはこう告げた。

「・・・。A、お前はまだ15歳。それなのにどうして働く必要がある？

お前はただ居てくれるだけでいいって言うのに...

家事をやってるんだからそれでいいんじゃいのか？」

「もう！兄さんってば、昨日も同じ事を言ってたじゃない！私だって一人の人間なんだから仕事くらいしないと罪悪感で発狂しちゃうじゃない！」

兄さんとは昨日も全く同じ会話をしている。兄さんはいっこうに仕事探しを否定するばかり。

昨日は正論だと思って、言い返せなかったけど、やっぱり考えてみるとただボーッとしてるなんて人間として嫌だ。

「もういい、勝手に仕事するから！」

そうだよ、今考えてみればどうして兄さんの許可がいるんだろう。自分でやっちゃえばいいんだ。

「お、おい！A」

兄さんの言葉に答えるはずもなく、私は勢いよく家を出るのだった。

な、なんか勢いよく出てきたけど、家からでる意味はなかったね。家でもできたよね？

こんなにイライラいてちゃ仕事探しもおそらく失敗してしまう。よし、散歩しよ。

私はそう決断して、散歩へ出掛けた。危ないから外へ出るなと言われても、私は行くのだ！

「・・・それにしても、Z市ってほんとに人気(ひとけ)ないな...。

よし、誰もいないなら歌っちゃお♪」

以前にもいいましたが、私は歌うのが得意なのです！

歌うことは私の楽しみの一つ。最近歌えてなかったからな...。

「あたしとあなたは通じあたしの片割れで～

悲しいときはあなたにあたったときごめんね

楽しいときにはわらえたよね

今までもこれからもいっしょだよね

お願いあなただけはどこにも行かないで...行けない」

一番を歌い終わった頃だろうか、どこからか拍手が聞こえてきた。

「綺麗な歌声ですね。Aさん」

声の方をむくと、そこにはジェノスさんがいた。

「ジェノスさん。今の全部聞いちゃいましたか？」

「はい、聞かせていただきました。とてもいいものが見れてよかったです」

ジェノスさんは相変わらずの敬語で私