キミに届けたい。

どんどん。〜you side〜 ページ11

「何が起きたんだ…？」


『Aおもしろ。笑笑』


まだ整理できていない頭を必死に働かせるけど、


よく状況がわからないまま。


『先輩に頭撫でられたんだよ？笑』


涼に言われて、やっと気づいた私。


「え。」









「えぇっ///////」


さっきの事を思い出して、かあっと赤くなる頬。


すると、急に恥ずかしさがこみあげてきて。


どんどん自分の体温が上がっていくのがわかる。


「暑いね〜///」


手をうちわがわりにしてあおぐ。


『今1月ですけど。笑』


「そーだね！笑笑」


つっこむ涼をみて、余計に恥ずかしくなって。


あはは、と笑ってごまかした。







ふと気づいて先輩をみると、体操をしていた。


ひじを伸ばす動きがとてもかっこいい。


すると、先輩が視線に気づいてこっちを向いて。


ニコッ、と笑った。





やばい。めちゃくちゃきゅんとした。///////


隣の涼は、少し顔を赤くして地面をみている。


先輩にきゅんとしちゃったのか？


まぁいいや。←









先輩は、体操が終わったみたいで、


バットで素振りをはじめていた。


先輩のからだは、女の子みたいに華奢なのに、


素振りはとても力強い。


表情も、いつもの笑顔じゃなくて、


真剣な、“選手”の表情になっていた。


その表情は、息をのむほど綺麗で


まばたきをするのも、もったいないくらい。


でも、朝練が終わって、


『あー！楽しかった♪』


って言いながらみせる笑顔は、


まるで太陽みたいに元気いっぱいで。





そんな表情のギャップとか、


「寒くなかった？大丈夫？？…はいっ！！」


って言って、涼と私に


温かいココアを買ってきてくれる


優しいところとか。









先輩のこと、もっと好きになっちゃいます。

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ラッキー

すし

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