17:舞台の幕開け ページ18
そしてその翌日。
私は天くんを待ち駅前の大通りにいた。
すると、野外でライブをしている七人組が見えた。
インディーズのアイドルだろうか？それにしては皆クオリティが高いような気がする。
「皆ー！ 楽しんでね！！！」
赤い髪の子が叫ぶ。
その時、天くんに似た何かを覚えた。…天くんと同じ何かを感じたのだ。
「A？」
「あ、天さん！」
「さんなんて付けなくていいよ。呼び捨てでいい」
「じゃあ、天、くんで…」
「うん。そういえば、キミがボクの名前呼んだの初めてだね」
「………あ…」
「まあいいや。とりあえず事務所に行こう」
「はい！」
事務所に向かうと、楽さんと龍之介さんがいた。
それに、楽さんに似たお年を召された方。オーラがとても怖い。
「社長、この子」
「…ふむ。早速だが、昨日のことを感謝したい。ありがとう」
「い、いえ、そんな…」
「天の要望を受けたということで、今日は契約に来てもらったんだ。今から来年の春になるから、おおよそ一年か」
「はい」
「では、ここにサインを」
サラサラと『架原A』とサインをしペンを置く。
「ありがとう。仕事自体は天が撮影の時だけだからそうでもないが、一応うちの人間だ。常に意識をして生活してほしいと思う。今日のところはこれでいい。天、今日はお前もオフだろう？ 親睦でも深めてくればいい」
「わかった。行こう」
「はい…！！」
天くんに手を取られ事務所を出る。
私が開いた扉から続いた舞台が今、幕を開けて私を誘う。
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朔羅(プロフ) - まーやさん» まーやさんコメントありがとうございます！なかなかに難産になって来ましたががんばります（笑） (2016年4月1日 2時) (
レス) id: 092bb482b1 (このIDを非表示/違反報告)
まーや - もう天くんカッコよすぎます!更新ファイトです！ (2016年3月30日 17時) (レス) id: 0da2affbd2 (このIDを非表示/違反報告)
朔羅(プロフ) - 美風藍さん» 美風藍さんコメントありがとうございます。がんばります(^O^) (2016年2月28日 20時) (レス) id: 092bb482b1 (このIDを非表示/違反報告)
美風藍 - 凄く面白いです。更新頑張ってください。 (2016年2月28日 17時) (レス) id: c503bd2bf1 (このIDを非表示/違反報告)
朔羅(プロフ) - ゲイとエダさん» Thanks！ (2016年2月12日 20時) (レス) id: 092bb482b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔羅 | 作成日時：2016年2月3日 1時
