影ノ守り人【炎炎ノ消防隊】

弐拾弐 ページ24

「これからある作戦に参加してもらう。第8からは5名の隊員を出す！君たちだ」





シンラ、アーサー、タマキ、リヒト、そして私。




伝道者とアドラバーストについて調べる。
なぜ奴らが弐佰伍拾年前の火災を再び起こそうとしているのか。




その手掛かりを調査するための調査隊に参加するらしい。





「私たちはどこに行くんですか？」






「未知の地形に未知の生態系……マジで未知な場所。中華半島！東京皇国の外だ！！」





……えぇ、マジで。







ーーーーー




「海だッ！！」




「……すごい……きれいな場所だな」





「Aも海は初めてか？」




「海どころかほとんどどこにも行ったことないからな……楽しみだ」





「な！外の世界ってどんなところなんだろう！」








火力船、屠竜。
あれで海を渡るらしい。





「日下部！A！出航するぞ！！」




「わりィわりィ」





私はどうやら持ちうる限りの情報をリヒトに疑問に思った端から渡す係……要するに情報提供係らしい。





初めて会う者も多い。




……若干緊張する。





「ちゃんとパーン中隊長のいうこと聞くんだぞ！」





「「「「はーい」」」」




火縄は母親なのか？







ボーーーーと、音がする。





出航の時。

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