壱 ページ3
地下のゲート近く。
「……ヨナ」
「どこへ行くの?こんな時間に」
現在、消防隊が乗り込んできた一週間後の夜中。
「……消防隊の偵察だ。弱っている今ならば、アドラバーストを難なく回収できるかもしれない」
「なるほど、それはいいわね。……だけど、」
「アーティスティックな言い訳じゃないわね」
……!
バレていたか。
「……残念だな。A」
「アロー……」
「お前は、私と一緒に団長のことを最後までお守りするものだと思っていた。……団長の守り人なのだから」
「非公式だ。……それで?脱走しようとしている私を、お前らはどうするつもりだ」
「決まっているだろう。ーーー殺す」
最後通告のようなアローの言葉。
勿論、従う気はさらさらない。
「……はあ、だよな。あんたとは戦いたくなかったよ」
「私もだ。元同胞のよしみだ、せめて苦しませずに送ってやる」
……送る、か。
アローの手から放たれる、最大出力の爆発する矢。
「これは、よけられないねえ」
よける素振りは見せない。
「アロー、」
当たる直前。呼びかける。
「また、どこかで会おう」
爆発。
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ユキぴょん(プロフ) - 真白さん» ありがとうございます〜m(*_ _)m これからも頑張ります! (2020年8月25日 22時) (レス) id: eec7be5830 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 面白いです!更新頑張ってください! (2020年8月25日 15時) (レス) id: 32b6d86f2d (このIDを非表示/違反報告)
ユキぴょん(プロフ) - こっちんさん» ありがとうございます〜感想いただけて、とても励みになっております!いつもありがとうございます(o^―^o) (2020年8月23日 11時) (レス) id: b7d7ffea7c (このIDを非表示/違反報告)
こっちん - 弐章の話に入りました!初めて夢主が消防官として現場に出た話がすごく面白かったです!!次回の更新も楽しみにしています!! (2020年8月23日 10時) (レス) id: e1802d5515 (このIDを非表示/違反報告)
ユキぴょん(プロフ) - あおりさん» ありがとうございます〜これからも少しづつ更新していきますので今後ともよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年8月20日 17時) (レス) id: eec7be5830 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麻利亜 | 作成日時:2020年8月18日 14時