影ノ守り人【炎炎ノ消防隊】

拾漆 ページ19

｢数が多いな……｣




司令塔がいないとこう上手くはならんだろう。
となれば相手は、





｢ハウメア……｣





止めても増える。




1匹止めるだけなら造作ないが数が多すぎる。






｢……しかも｣






鬼がいる。





｢……っはー｣





｢A！無事か｣





｢火縄！ヴァルカン！助かる｣





｢……これだけの数、鎮魂も出来ずにどうやって足止めをしたらいいんだ……｣





｢しかもな、｣






｢遥かに強い熱源反応……！？｣





｢鬼の焔ビトだ！｣






｢お待たせしてすいません！｣





｢！タマキ｣





｢タマキはシスターとしての修練も積んでいるのか……｣






相変わらずのラッキースケベられっぷりを発揮しているが。






｢……おいおい、さすがにヤバいぞ｣





私がひとりで止めていた時よりも数が増えている。
これで向かってこられれば、もう、






ーーー次の瞬間、焔ビトが凍った。






｢まったくタマキは……相変わらず何やってんだ｣






｢カリム中隊長！｣

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