ルックスイート〜third〜

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そのあとは



ずっと悶々としてた。






わたしと淳太くんを壊したくて




マネージャーさんにバラしたってことだとしたら


「ちょっとこれ……」






問題あるんじゃ…。





そんでこれは


淳太くんに相談すべきことなのかどうか……





.





.





.






そんなことをぐるぐる考えてたら



タイミングがいいのか悪いのか






淳太くんから電話。






.






「も、しもし」




『お、まだ起きとったん』




「うん」



『今仕事終わってん』


「おつかれさま」






『明日オフになってんけど、今からそっち行っていい？』


「え、あ、うん、大丈夫…」




『…ん。じゃ行くわ』






.





そう言って切った電話。





淳太くんが来たら、



話してみようかな…


.






.






.






.






.





しばらくして




カチャっと鍵の音がして






.





『ただいま』




淳太くんが帰ってきた。







「おかえりなさい」


『お、今日カレーか』







キッチンにあるお鍋をみて





のんちゃんと同じことを言う淳太くん。






.





.






そして




ん？っていう顔をしながら


部屋を見渡して





.






.








『……誰か来た？』







わたしを見る淳太くん。





さすがとしか言いようがない。



ただの匂いフェチではなく
淳太くんの前世は犬だったんじゃないかなと思う。






.





そんなことを考えて

返事に遅れると






さらに淳太くんは近づいて





『なぁ、』





ムッとした顔で



見てくる。









「…隠そうとしてたわけじゃなくて、淳太くんが来たら、話そうと思ってたんだけど、」



『ん』







「のんちゃん、が、来たの」






.







.






.






.






『のんちゃん…？』

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