【明治東亰恋伽】孤独姫は泡沫に…【菱田春草】 (ページ41)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:43,804 hit

40話ー完成ーページ41

あれから、私がふとあの原稿に目をやると、主役の文字がしっかり、私の筆圧で書かれていた。
まさか、そんなことがとおもったが、これはチャンスだと思っていた。
そう、これさえ書き終えれば…!!!

そして、まるで何かにとりつかれたかのように、一日で全てが書き終えた。
私は、覚悟の上での原稿だ。

へっぽこな私が書くので下手ではあるが、内容だけは教えてあげましょう。

＿＿ある所に、一人の少女がいました。その少女はとても裕福で、皆から好かれていました。けれども、彼女は両親がいません。お祖父様達と暮らしていたのです。
そこで、彼女はある人に恋をします。
けれども、彼女には決められた人としか付き合えないという、厳しいきまりでした。
彼女は、いっそのことﾀﾋんだ方がいいと、彼女がお気に入りだった物を買いました。まず１つ、猫のストラップ。２つ、本。３つ……。とまぁ、色々ありますが、それを持って彼女は池へ向かいました。
そして、飛び込みました。
彼女が気がついた時は、陸の上にいました。
他の物は消えていて、そこに倒れていたのは、彼女の好きな人が……。
彼もまた、彼女に恋をし、彼女が付き合えないことを告げると、二人で逃げようと言ったが、彼女はやはりﾀﾋへの道を選び、二人で泡沫となって沈んでいった＿＿

ロミオとジュリエットぽいでしょ？
私、恋愛とかよく分からないから、参考にしてたら、そんな感じになっちゃった!

さて、明日実行と行こうかな。