31話ー声はー ページ32
私は、さっきのもう一人の言葉が気になり考え込んでしまった。
橋から川を見下ろしていると、写った私が何処か寂しげに見えてきた。
あぁ、私って何て問題人何だろう……。
可笑しいのかな。
誕生日か……。自分の大切な日。
『誕生日、祝ってほしかった……。』
私は、頬に伝わる涙の冷たさが身に染みた。
「だったら、俺達で祝ってやる。」
『え?』
私が橋を掴んでいた手に、誰かの手がのっていた。
『菱田……さん……?』
春草「君、問題起こすの好きだよね。本当、俺が困るからやめてほしいんだけど。」
『何で来たんですか。そんな、困るんだったら、別に……、ほっておけば……。』
春草「今日は!!!君の誕生日なんでしょ?」
『確かにそうだけど!!』
私は、別にどうなってもよかった。むしろ、ほっといてほしかった。
皆に迷惑をかけるぐらいだったら、私はあの屋敷に居る資格など無いんだ。
『さようなら。私は、檻の中の孤独姫なんです。もう、誰の言葉も届かない。』
春草「っ……!!」
私は、この時にて、世界が白黒にか見えなくなった。
春草「届くよ!君は、檻の中じゃない!!」
『……。』
私が歩き続ける中、彼は私の腕をとり、引っ張った。
抵抗はしたが無意味だった。
春草「流石に、男の力には及ばないね。」
『無理矢理引きずれば、怪我をします。それでも、この手を離しませんか?』
春草「あぁ。君自信の、帰る場所へ連れてく。皆がまってる、俺達、大事な日な二人を。」
『……!!!』
32話*春草sido*ー彼女の真実ー→←30話ー心の檻の中の私ー
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チーズタルト(プロフ) - 待っていました!!!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年3月26日 23時) (レス) id: 35185298d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千鳥 | 作成日時:2019年3月26日 14時