3話ー明治ー ページ4
芽衣ちゃんからの、意外な一言で私は、驚いてしまった。
鴎外「姫ちゃんも、芽衣と同じ……。」
『気安く、私を呼ばないでくれますか。』
いつもの、拒絶だ。
私は、森鴎外と名乗る者を睨み、立ち去る。
鴎外「……!!今、時が止まった気が……。」
芽衣「姫ちゃん……。」
私は、こんな所にいたら私の精神が保たれないと悟ると、玄関に向かった。
扉を開くと、眩しい日差しが。
『眩しい……。けれど……。』
私は、一歩踏み出した。
そして、歩き出した。
あてもなくさ迷っているものの……。
疲れて、そこらの、ベンチに座った。
『駄目だ。私やっぱり、外無理……。』
この人嫌いの私が外が好きな訳がない。
無理だ。
このまま、泡のように消えたい。
「大丈夫?」
『え。』
聞き覚えのある、昔から安心する声。
ふと、私が顔をあげると、誰もいない。
そんなはずはないと思い、目を瞑りまた開くと、芽衣ちゃんがいた。
またか、また私……。
芽衣「まだ、あの技使えたんだ……。」
彼女が微かに笑う。
『まぁ、ね……。』
芽衣「ねえ、姫ちゃん…、どうやって明治に来たの?」
『分からない。クローゼットを開けてそして、溜め息をついたら……。不思議。』
芽衣「そうなんだ。私は、犯人知ってるんだけど、今日の夜日比谷公園に行こうか?」
『夜じゃなくて、今でいいじゃないです……。』
芽衣「……?」
夜なんて、出掛けるなと言われ続けた時間…。
けど、ここが明治だとしたら……。
『行きましょう。夜に。』
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チーズタルト(プロフ) - 待っていました!!!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2019年3月26日 23時) (レス) id: 35185298d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千鳥 | 作成日時:2019年3月26日 14時