あれ？まさか私、声優さんに拾われた...！？【シェアハウス】

それを言うならこっちこそ(cv.細谷佳正ｓ) ページ32

足早にキッチンへ駆けつけると、とてもいい香りがした
更に見た目も綺麗に盛り付けられていて、流石壮馬さん、噂通りの料理男子


斉藤「おかえり、傷は大丈夫そう？」


貴「はい！壮馬さんの指示のおかげで！

それよりごめんなさい、任せちゃって
片付けは私やるので、先に運んじゃいましょう！」


そう言ってお皿いっぱいの唐揚げを、何皿もリビングへ運ぶ


下野「すげえ！めっちゃ美味しそう！！」

梶「これはお腹減っちゃうね！」

神谷「小野くん食べ過ぎないでよ」

小野「任せて下さい！！」

宮野「さすがA！」

谷山「いつでも嫁にいけるな」


皆さんすごい喜んでくださる…！！
でも実際、手伝ってくれた壮馬さんの力であって
この場合だとお嫁にいけるのは壮馬さんってことになるんだけど…

柿原「まさかこの人数分つくったのか」

寺島「まだ運ぶものある？手伝うよ」

KENN「あっ俺も！」

貴「ありがとうございます助かります！」


そうして運び終えた頃、やっとこの集まりへ参加することができた

なんだか色々ありすぎて、忘れてしまうところだったけど私誕生日だった



細谷「はい、料理取り分けておいたよ」

中村「苦手なものとかはない？？」


貴「はい！大丈夫です、わざわざすみません」


細谷「それを言うならこっちこそ、

手料理振る舞ってくれるなんて嬉しいな」





落ち着いた声でそんな事言われても、私の心は落ち着かない、むしろ大乱闘


内山「大丈夫？なんか百面相してるけど」

貴「うっちーさん、私は今この上ないくらいの喜びに浸っているんです」


鈴木「A〜〜、これ、食っていいの？」



そう言って唐揚げを指さす



貴「あっもう是非！味は保証します！！」


なんせ壮馬さんが手伝ってくれたんだから！

するとそれぞれにいただきますと言って箸を持つ



鈴木「うま…誰にも渡したくない」

下野「なんでだよ！百歩譲って俺にはくれよ！」

前野「すごい美味い、感動してる」

平川「ほんとだ、Aちゃん！すごく美味しいよ」

小野「大変だよ潤、箸が止まらない！」

福山「落ち着け！！！」

江口「おい、おいし、おいD」

木村「神谷さーん、江口がまた変な事言ってます」

神谷「あぁもう江口はそういうとこだよ」

江口「ちょっとぉ！！！」



と、気づけばすごく賑やかだ
こんなに笑顔の人がそばに居ることなんて無かったから


斉藤「作った甲斐があったね」









貴「本当に、その通りです」

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