ずるいですよ(cv.江口拓也ｓ) ページ31
さっきの言葉は無かったかのように、手当ての片付けをしながら良平さんはまた口を開いた
木村「そういえば、料理してくれてたんだよね
もう終わったの？」
貴「壮馬さんが手伝って下さってて、今から戻ります」
早く戻らないと、これ以上手間をかけさせる訳にもいかないし
とも思ったけのだけど、何やら良平さんが「ふーん」と相槌を打ったきり動く気配がない
貴「良平さん？戻られないんですか？？」
木村「うーん？戻るけどその前に、ね」
と、何故か含みのある言い方
それに気づかなかったけどこんなイケメンと2人きりなんて、そのうち暗殺でもされてしまうんじゃないか…
変な意味で、色んな意味で急にドキドキしてきた
木村「…目を閉じて、」
貴「えっ、はい！！」
必要以上にキツく瞑ってしまった
ひどい顔じゃなきゃいいんだけど…
木村「腕借りるね」
さっきとは別の腕をとられる
……………なんだか、何かが、何かが触れて…
木村「はい、おっけー」
それを聞いて目を開くと、何も無かった腕に可愛らしい腕時計が付けられていた
貴「こ、れは……」
木村「誕生日プレゼント！今渡したくて
せっかく2人きりだし、チャンスでしょ？」
貴「でもこんなに立派なもの」
木村「いいから受け取って！俺があげたいの！」
そう言って笑う口元から見える八重歯に私は心を射抜かれた
この矢なら一生刺さったままでも構わない
なんて呆気にとられていると
江口「良平さ〜〜ん！」
と、拓也の大きな声が私の部屋まで響いてきた
流石に無視出来ず良平さんが苦笑いで立ち上がる
木村「なんか呼んでるし戻るね、またあとで」
貴「はい、手当てもプレゼントも、本当にありがとうございます
大切にします！！！」
それを聞いて、良平さんはまた笑った
流石これぞ女性の理想を形にした男こと木村良平……
あっ、早く壮馬さんの所に行かないと
そう思って私は部屋を出た
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江口「も〜〜どこ行ってたんですか！」
木村「えぐぅうるさいよ、部屋まで響いてた」
なんて、いつものように言い返す
けどその言葉にふとえぐぅの頭に？が浮かぶ
江口「部屋？良平さんどこ行って……
あ！！！ずるいですよ良平さんだけ！！！」
いつにも増して大きな声
でもあの時間は、俺たち以外で共有するつもりはないんだ
それを言うならこっちこそ(cv.細谷佳正ｓ)→←毎日やってあげようか(cv.木村良平ｓ)
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彩弥 Ayami(プロフ) - 完結してしまっている…？！続きがみたいです…！ (2021年3月31日 11時) (
レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
みー - ありゃこりゃまた良い所で終わっちゃってるじゃないですか(ヽﾟдﾟ) 続きが見たすぎる、、、 (2020年8月11日 3時) (レス) id: 308ccef0fd (このIDを非表示/違反報告)
雪月花 愛心 - 続きが気になります！もっと見たいです！ (2020年3月28日 21時) (レス) id: e69a198798 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ - 続きがみたいですぅーーーーー (2019年11月16日 15時) (レス) id: c7efde0d03 (このIDを非表示/違反報告)
りぃー - (； ･`д･´)ﾅﾇｯ終了してる…？！続きをください……… (2019年8月30日 10時) (レス) id: 3d17c714af (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2015年4月13日 11時
