ルックスイート〜あまじゅん〜

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会場の隅に






君を見つけた。





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『ナースさん』



「わ………淳太くん、」



『こんなとこでなにしてん』


「じ、淳太くんこそ……いいの？抜けてきちゃって」



『誕生日プレゼント持ちきれんから、置きに行こう思て』






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近くにある




テーブルに紙袋を置く。





『…ふぅ』



「たくさんもらったね」



『ん。過去最高かもしれん』



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「じゅ、じゅんたくん、」





『ん？』








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「お誕生日、おめで、と」



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ちょっとはにかみながら



俺に差し出された小さな紙袋








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『…えっ』





「たいしたもん、じゃないんだけど…」







耳まで赤くなってる。





あぁもう。








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『誕生日、調べてくれたん』



「いや、その。まぁ、うん……」



『便利な社会やな〜』





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『ありがと』







そう言って紙袋を受け取ると




「ほんとに、ほんとにいらなかったら捨ててもらってもいいし、ねっ」




ってちょっと必死。





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『見てもいい？』



「あ、、うん………」






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中を開けると









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『……………わ、』





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「ほんと、ほんとにしょぼくて…」






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『なに言うてん、』





「ほんと……」




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今すぐ抱きしめたい気持ちを抑えて






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君への気持ちは加速して









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『……大事にする』








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