１２ ページ12
．
「じゃあ、ここで。」
「うん、じゃあ。」
私たちはエレベーターに乗り佐藤さんが先に降りる。
「また電話してもいいかな？」
佐藤さんが私の目を見てそう言った。
「うんもちろん！！」
やった〜っ！嬉しいな。
「じゃあね」
佐藤さんが降りてエレベーターが閉まる。
我慢してたニヤニヤが溢れ出す。
「やったあ〜幸せだな…」
スキップしながら自分の部屋まで行く。
ご飯を作りながら、いつ電話するのかなーなんて考えて
ひとりにやける。
「よし、完成」
今日はフルーツ入りのサラダとオムライス。
オムライスの卵を半熟にしたのがポイント。
写真を撮ってSNSに上げるのが私の一つの日課でもあって
オフィシャルのブログに掲載してるの。
「いただきまーす」
ご飯を食べながらテレビをつけた。
今日は録画してたやつ観よっと。
ん？こんなの撮ってたっけ。
そこに映るのはまたまたタイミング良く。
「佐藤さん…」
佐藤さんと橋本環奈ちゃんだった。
私と橋本環奈ちゃんは一度お仕事してから仲良くて
よく遊びに行ったりする仲だったから録画してたみたい。
そういえば２人映画してたなあ。
『２人付きおうてんの？？』
『いやいや』
２人がいじられてるのを見て
なんだか、胸がぎゅっとなる。
これが、ヤキモチってやつなのかな？
「まさかね！環奈だし…ないないない！」
私は最後の一口を口に入れた。
それからお風呂に入ってベッドに横になる。
スマホを開いて佐藤さんのことを考える。
んんん〜〜(´･_･`)
「ダメダメ。仕事のこと考えよ！」
私は明日のスケジュールを開いた。
「あっ、明日嵐さんだ」
明日は嵐さんの番組の収録だった。
ここだけの話、私は芸能界に入る前から嵐さんのファンだった。
一度だけライブにも行った。
この世界に入ってからテレビ局なとで見かけることもあって
ファンだった私からするとたまらなかったんだ。
「やっと、一緒にお仕事できる」
とっても楽しみ！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花音 | 作成日時：2017年5月21日 0時
