ねぇ・・・2*Daiki.A*

85（Daiki side） ページ39

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夏が来た。


「あっつー！」


山田「だいちゃんたのむから暑いてゆうな。」



「だってあつくね？」



あれからまともにAとはなしてない俺。
屋上にいけばあえると思って
行くけどそこに姿はない。
だけど俺はあきらめずに毎日いく。
だから今日も。


「山田次の授業なに?」



山田「生物」



「腹痛いから保健室な」



山田「よく飽きずにいくよなー」


俺は一目散に屋上へいく。
期待はしてない。
あったとこで何話すなは決めてない。
ただあいたいんだ。



俺は会いたいだけ。



屋上につきドアを開ける。




「あっつー」



ものすごい日差し。



「日陰日陰」





日陰にいくと



そこには




「A・・・」


彼女の姿があった。

・


Your side



毎日暑くて嫌になる。



中島「今日もあついなー！」


知念「そーだね」


上機嫌な裕翔くんにくらべ
あれからずっとムスッとしてる知念くん。
でも私はしらんふり。



裕翔「アイスたべてー」



「私もたべたい」




はやく学校おわんないかな
席を立ち上がって



知念「どこいくのー？」


そう聞かれたから



「ひとりになれる場所」



そう答えて屋上へむかった。


ドアをあけると
モワッとした熱い空気。



日陰にいって目をつぶる



「宏太のお墓参り今年もいかなきゃね」




セミのなく音
ジリジリ照らす太陽
風の音
グランドで体育してる生徒の声
鳥の声
誰かの足音



ん？足音？



先生だろう。



近づく足音



先生の足音じゃない。



足音がとまる。



顔を上げるとそこには


私の名前を呼ぶ



小さな彼のすがた。




有岡「A・・・」




「だいちゃん・・・」

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