ねぇ・・・2*Daiki.A*

77（Daiki side） ページ31

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俺はあの日のことが
頭からはなれない。



なんで拒まないんだよ。



好きが溢れて止まらない。




苦しい。





俺はどうしてこうも諦めが悪いのか。



ふと窓の外を見る。



そこには



愛しい人の姿。



「A」


彼女の名前をつぶやく。


ふりむいてくれないのはわかってる。



知念も一緒か。





去年の今頃俺も一緒にさぼってたのに



1年で現実は大きくかわってしまうんだね。



山田「・・・ん！だいちゃん！」



「え、あ、ん？」


山田の声で我にかえった。



山田「窓のそとみすぎ。

あーAと知念か。

あいつらつきあってんのかな？」


有岡「え？」



山田「ほらーあいつら最近一緒じゃん？

知念も最近さぼってるみたいだし」



有岡「そーだったんだ。」



山田「ていうかさ好きならより戻せよ。」




より戻す？



「なにいってんだよ山田。

俺から別れ切り出したんだぜ。

今更平気な顔してやり直そうとか

いえねーよ。」



そうだよ。



俺が子供すぎたから




あいつの過去を受け止めきれなかったから




俺は最低さ。




「山田。俺さ・・・

あいつに最低なことしたんだ。」


俺はあの日のことを
山田にはなした。





山田「お前さ。最低だよほんと。」




そういわれてあたりまえ。



山田「お前なにしてんだよ。

大切な人傷つけてくるしくねぇのか？」



くるしいさ。





俺はあいつの笑顔が好きなのに





いつも






泣かせてばかり。






だから俺は





もう好きとか





いったらいけないんだ。


またAが泣くから。

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