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6時


ピーンポーン


だいちゃんだ。



「はーい」


有岡「おまたせ!」




「そんなまってないよ!」



私が微笑むと大ちゃんは
表情をくもらせた。



有岡「俺のすきな笑顔じゃない」



「え?なんかいった?」


有岡「なんでもない!いこーか!」




繋ぐ手から伝わる冷たい思い。



イルミネーションをみて
私たちは公園でひとやすみ



有岡「いやーちょー綺麗だったな!」




「うん!すっごくね!」




顔に何か冷たいものがあたった。




「つめたっ。」




有岡「あ、雪だ」



「わーゆきゆき!」


俺の好きなきみはそんな笑顔で
笑わない。


降り出した雪にはしゃぐきみ。
捕まえた君の手を離さないずっと。




「きゃっ。だいちゃん?」




手を掴み目をみる。



有岡「なあそのネックレスどうしたの?」


こんなことをいいたいんじゃない。



「え・・・」



それに俺の好きな人はそんな笑顔で
笑ったりしない。



こまってる彼女の表情。


「もしかして光くんからきいたの?」


有岡「え、」


「これね最後の贈り物。

ずっとずっと私がほしかったネックレス」


有岡「全部きいたよ。

その日にあったこと、すべて。」


寒い。


心も体も。


俺はもう無理だ。



有岡「俺、おまえの過去受け止められない。

俺には・・・やっぱり無理だ。」


だまって俯く彼女。


有岡「ごめんな。俺はもうおまえを笑顔に

してやることできないや。」


「私・・・

私宏太のこと忘れたつもりでいた。

でもそんなことなくて。

だいちゃん宏太たが重なる瞬間が

なんどもあった・・・」



有岡「もういい。聞きたくない。

そんな笑顔みたくない。

俺おもったより弱かったな。

俺はもうおまえの隣にはいれない。

ごめんな。さよなら。


大ちゃんは私に背中を向け歩き出す。

涙がとまんない。




あぁ。
私はいつも最低だ。

こんなに涙が溢れて止まらないのに


“ふ待って”



の一言がいえない。



さよなら。



ずっと続くとおもってたのに。


永遠はないんだそう改めて思った


高1のクリスマス。

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まりちゃむ(プロフ) - 真希☆彡さん» ありがとうございます!これからまさかの展開がたくさんまっているので応援よろしくおねがいします! (2014年6月23日 10時) (レス) id: 1280335e80 (このIDを非表示/違反報告)
真希☆彡(プロフ) - 最初から読みました。超感動です!!ヤバいです!!更新頑張ってください、応援してます!! (2014年6月23日 1時) (レス) id: 0eb6885489 (このIDを非表示/違反報告)
まりちゃむ(プロフ) - みおんさん» ありがとうございます!まだまだお話は続くのでよろしくお願いします! (2014年6月22日 1時) (レス) id: 3132eef88c (このIDを非表示/違反報告)
みおん(プロフ) - 涙が止まらなかったです! (2014年6月22日 0時) (レス) id: a51eebcb9b (このIDを非表示/違反報告)
まりちゃむ(プロフ) - ゆーかさん» ありがとうございます(;_;)まだまだ未熟者ですががんばります! (2014年6月20日 9時) (レス) id: 2b226275a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あリくま | 作成日時:2014年6月17日 20時

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