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ふと、何かが折れる音がした。

そして、頚に違和感が。



『……。不意打ちですか。』



優しい目をした彼。

やはり彼も私を斬りたいのか。

何だ、私の頚を斬れる自信があったのだろうか。

手が震えている。
いゃ、驚いているのか?


『命を絶つ時ぐらい、自分でやりますよ。』


刀を棹から出した。

もう、私にここにいる理由が無い。

だったら、また転生をして、後悔しない道を歩もう。

私が刃を頚に当てた時、その刃は粉々に散っていった。



『え……?』



一瞬だけ見えた、異空間から手が出た。

え、何……。


『……。』


もしかして、私は死ねない……?


春未ちゃんが言った言葉……、鬼達の為に踊る……。


それが私の使命……。
だから死ねない……。

そうだとしたら……。


そして、春未ちゃんがいつ鬼になったか。


彼ら鬼殺隊が入って来られたのは、私の魔法のミス……。

もしかして、前にもミスがあって、ここに来た。

私が目的で。

けど私はいなかった。


それで鬼にされてしまった。


だとしたら、ここに居たらいずれ、鬼に捕まる………!!


「義勇さんっ……!!その子は……!!」


その声と共に振り返った。

私の頚にまたしても刃が当たった。


「……!?」

『刀を下げなければ、へし折りますよ……。』

「無理な事を……。」

『私は、不死身の体を手に入れたんだ。誰も私を……。いゃ、使命が終わるまで殺せない。』


軽ーく、鼻で笑うと、めちゃくちゃ変な目で見られた。


え、何。



『何ですかその目!!酷いですよ!!』

「……。」

『ここに宣言しますけど、私は……!!鬼だけど、彼奴らとは違う!!一緒にしないで欲しい!!!』

「何を言っている。鬼は鬼だ。」

『話しが通じない見たいですね……。貴方、絶対嫌われるタイプの人間ですね。』

「……!」


私達の争いは、まだ続く。




▼Aは使命を果たすまでの間だけ謎の力を手に入れた。

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水神の狐@俺ナー☆(プロフ) - アリサさん» 教えて下さりありがとうございます! (2019年10月16日 7時) (レス) id: 5a6fe00bf5 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ(プロフ) - 水神の狐@俺ナー☆さん» 教える事は、ちょっと……。えっと、私のホームページ(コメ欄の下のURLから行けます)に一応載ってます。 (2019年10月15日 22時) (レス) id: 728c16d1eb (このIDを非表示/違反報告)
水神の狐@俺ナー☆(プロフ) - すみません!もう一個のほうのパスワードわからないんですが教えてもらうことって可能でしょうか? (2019年10月15日 20時) (レス) id: 5a6fe00bf5 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ(プロフ) - 私は私さん» 私も最初は思ってました← 調べれば出てきますよ。 (2019年9月17日 13時) (レス) id: 728c16d1eb (このIDを非表示/違反報告)
私は私 - ねぇ私も紅蓮華(ぐれんばな)かと思ってたんだけど… (2019年9月17日 3時) (レス) id: 5f38423e76 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリサ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/arisa3/  
作成日時:2019年8月2日 11時

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