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*Aside*
村の皆さんは亡くなってしまった。
勿論、春未ちゃんの両親だって亡くなった。
泣きたくなるほど辛い。
悔しい。
私が出掛けなければ。
……もしも、私が此処に居なければ……。
皆さんが死なずに済んだ……?
「Aちゃん……?」
『……!ごめん、ちょっと考え事。春未ちゃんの家の物整理に行こ?』
「うん。」
階段を下りれば、刀を持った人達が。
この人達は、鬼狩りだろう。
私には分かる。
一段一段、彼らに近付く度に、自分が殺されるんじゃないかって思いが強くなる。
「……。」
春未ちゃんは、私の手を握った。
微かに震える手。
刀を持っていれば誰だって怖い。
彼らの前に着いた私は、言った。
『鬼狩りの皆さんですよね。』
自分達を知っているのに恐れない私を前に、動揺していた。
けれど一人は、いたって冷静で刀を抜いたのだ。
「君は鬼だよね?悪いけど、此処で斬らせて貰うよ。」
私に覚悟は出来ていた。
『私に戦う意思などありません。どうぞ。』
私の頚を狙って刀を振るう。
斬られる前にゆっくりと目を閉じた。
痛みなど無い。
本当に無い。
何でだ?
すると誰かが倒れる音がした。
目を開ければ、私の代わりに頚が斬られた……
春未ちゃんの姿が____。
『えっ……。』
何が起こったか分からなくて、私はただただ叫ぶだけだった。
『春未ちゃん!!!!!?????』
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水神の狐@俺ナー☆(プロフ) - アリサさん» 教えて下さりありがとうございます! (2019年10月16日 7時) (レス) id: 5a6fe00bf5 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ(プロフ) - 水神の狐@俺ナー☆さん» 教える事は、ちょっと……。えっと、私のホームページ(コメ欄の下のURLから行けます)に一応載ってます。 (2019年10月15日 22時) (レス) id: 728c16d1eb (このIDを非表示/違反報告)
水神の狐@俺ナー☆(プロフ) - すみません!もう一個のほうのパスワードわからないんですが教えてもらうことって可能でしょうか? (2019年10月15日 20時) (レス) id: 5a6fe00bf5 (このIDを非表示/違反報告)
アリサ(プロフ) - 私は私さん» 私も最初は思ってました← 調べれば出てきますよ。 (2019年9月17日 13時) (レス) id: 728c16d1eb (このIDを非表示/違反報告)
私は私 - ねぇ私も紅蓮華(ぐれんばな)かと思ってたんだけど… (2019年9月17日 3時) (レス) id: 5f38423e76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリサ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/arisa3/
作成日時:2019年8月2日 11時