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第56話【留芽柚春】 ページ7

小次郎さんが女の人を引っかけてきて。(誤解です。)

大宮が倒れてるのを小次郎さんが引っかけてきて。((誤解です。))

何もなくってよかったーってなって寝てしまった俺。

目が覚めたら酔いが治ってて。

辺りを見回したんだが…



知らない間に人数が増えてる…
あれ？夏津と未恋って未成年だよな？
紺野ももだよな？だからチョコアイスつついてるんだよな？
綿屋は夏風邪が治ったのか。よかった。
瑛里は成人してるけど顔立ちで若く見える…

よく分からない。

もう一回寝たほうがいいのか？←



「あれ、柚くん起きたの？」

「んー、あ、佐藤。」



「なんかいつの間にか大所帯になってるなぁ…。」

「はは、私もかなり驚いてるんだけどね…w」

周りは楽しそうに騒いでるから俺たちのことは気づいてなくて。
ただただゆっくりした雰囲気が続いた。







「まぁ、多いのはいいことだな！」

「確かにいいことだけど。
急に話を飛ばしすぎだよ、柚くん。」

あっはっは、と笑えるのかも分からん話で笑っていたら。



「さ…財布が無いのっ！！！」

そんな声が聞こえてきた。
綿屋か？



「どーした？綿屋。」

「とめちゃんおはよー。」

「あ、小次郎さん。おはようございます。」




「財布が無い？」
うーん、新手のスリか？
いや、綿屋はリュックに入れてたみたいだしな…

リュックにも外傷は無し。

誰かにぶつかったのか…





「どーしたもんかなぁ…」

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