こちらアイラ探偵事務所です。

第28話【一京介】 ページ29

「かわええ猫さんやなぁ♪」



「What！？京介！？どこから出てきたの！？」



「どこって...えりさん、ふつーに窓から帰って.....」


「窓！？」


「にぃーのぉーまぁーえぇー？？」


ニコニコしながら近づいてきたゆずさん。


「ひっ...！？ゆずさん！？」



「屋根の上は危ないって言ってるだろ！！！」



「だ...だって！地面歩くのつまらんもん！！」



「いや、つまらんとかじゃなくて！！」


あー...これ長いやつや．．．．．


「で？新しい情報は？」


「三河って奴が、裏金を通報しようとしているところを発見されたらしく、事務所を解雇されてる。っていう記者のdataよ。」


「ほぅ．．．じゃあ、三河ってそいつのことか....」



「一、家の方には向かっている奴がいるから、その周辺で証拠を探してくれないか？」



「りょーかい！ゆずさん！！」



「よし。ただし？お前話しそらしたよな？さっき....」



「い...いってきまーす...」



近くの建物の屋根に飛び移るため、窓に手をかける。



「あ、この前の鏡壊したのごめんなぁ！！」



ひょいっ、と屋根へ飛び移る。



「にのまえーーーー！！！！！」



ひぃ....！ゆずさん許してな....？

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