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きっと雅紀は身体が楽になってきて、やりたいことや着たい服など色んなことに思いを巡らせていたはず…
雅紀は言葉にしないけれどどれだけ辛い思いをしているかと思うと、4人とも胸が詰まった。
「そうだな！雅紀、着たい服たっくさん着ような！雅紀のファッションショー楽しみだなあ！」
少ししんみりした空気を吹き飛ばすように、櫻井が明るく言った。
「雅紀は可愛いからなんでも似合うもんな！」
倒れる前の雅紀だったら、顔を赤くして「うるさい！翔ちゃん！！」って少し怒りそうだけれど、今の雅紀は櫻井の腕の中で嬉しそうににこにこ笑っていた。
その笑顔を見てたら、しんみりした気持ちもどこかに消えてみんな笑顔になっていた。
いつも夕飯は3人が先に食べて、その後櫻井か松本が智に代わり雅紀の様子を見ているが、今日は櫻井がそのまま見ておくことにした。
「俺ご飯食べてくるね。翔くんと待っててね」
いつものことなのに、今日は体調が良くないせいか雅紀は寂しげな表情を浮かべた。
「ん？まーちゃん、翔くん抱っこしてくれてるね」
智はしゃがんで雅紀の左手を持ち、櫻井の身体にペタペタと触らせた。
智が側を離れるのを嫌がる時の雅紀は、そのことで頭がいっぱいになってしまい側に居てくれる人の存在を忘れてしまいがちな為、必ず櫻井や松本の身体に触れさせ、側に居る人を感じさせるようにしていた。
智と会えなかった間、暗い世界で一人ぼっちだった雅紀が感じた寂しさは計り知れず、智が側を離れることを時々とても寂しがった。
そんな時、智は雅紀の気持ちに寄り添うことを大切にした。
「今日はなんの本読もっか？」
脳のトレーニングの為、最近智は本の読み聞かせをしていた。
どの本を読もうか考える雅紀はワクワクした顔。
この表情になれば大丈夫。
「んふふっ。翔くんと考えててね、まーちゃん。俺、飯食ってくるから」
雅紀の手を握って智がそう言うと、雅紀はうん！と頷いた。
「今日は大丈夫だったね」
廊下を歩きながら松本が言った。
気持ちを切り替えられないと智が側を離れることへの恐怖心からか、泣き出してしまうことがあった。
そうなった時は、雅紀の側を離れず、智は雅紀に付き添い、雅紀が寝てからご飯を食べるようにしていた。
「ちょっとしんどいんだろうね。でも、翔くんが抱っこしてくれてたから落ち着けたのかな。さっ！ご飯にしよ！」
「遅いよー」とぼやく二宮に智は笑顔でごめんねと謝り、ご飯をテーブルに並べた。
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いずみ(プロフ) - りささん» コメントありがとうございます。リクエストもありがとうございます。お話の流れの中で取り入れていこうと思います。もうしばらくお待ちください！ (2021年2月6日 18時) (
レス) id: 3797474e34 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 初コメです！ニノが智くんにすごく甘えるシーンをもっと見てみたいです！まーくんが何かあった時は甘えないとか！突然のリクエストごめんなさい (2021年2月3日 3時) (レス) id: da570d1084 (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - あのひさん» 新しい仲間がまた出てきちゃいました！今後、また横山さんも出てくるかもしれないです。またよろしくお願いします！ (2021年1月29日 7時) (レス) id: 3797474e34 (このIDを非表示/違反報告)
あのひ(プロフ) - まーくんのおかげで、また新しい仲間が増えましたね！横山くんも元気かな〜？ (2021年1月25日 22時) (レス) id: 2bf0d880c6 (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - りんさん» 初コメありがとうございます！そんな風に言って頂けてとても嬉しいです。先程更新させて頂きましたので、そちらもよろしくお願い致します。 (2021年1月21日 23時) (レス) id: 3797474e34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いずみ | 作成日時：2020年11月28日 0時
