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「それでさ、今夜、雅紀が落ち着いてたら明日から松潤とニノは、夜はホテルに帰るようにしようかと思って」
雅紀の術後の合併症の発症リスクを考え、術後1週間は二宮が病院に来て欲しいと医大から言われていた。
「うん、そうしてもらえる？松潤もニノも、本当によくしてくれてるから、2人が疲れてないか、俺も心配だったんだ」
櫻井は特に松本が心配だった。
二宮の様子にまで気にかけながら雅紀のことも見ていて、休まる暇がないのではと思っていた。
「そういえば、今日は風間先生が当直って言ってたんだった。ねえ、翔くん。今夜から2人ホテルに行ける？昨日の夜、2人ともあんまり寝てないから…」
そう言うってことは智も寝ていないということだと櫻井は気づいたけれど、智は寝てない2人が今夜部屋にいて雅紀を見ている中で寝ることができる人じゃない。
今の雅紀の様子を見る限り、夜中に急変する可能性は低い。
それなら、雅紀と2人でいる方が智もゆっくり眠れるかもしれないと櫻井は思った。
「うん、ホテルに聞いてみる。ありがとね、智くん」
「俺こそだよ、本当にありがとう、翔くん。忙しいのに毎日電話もしてくれて、こうやってお見舞いも来てくれて…」
「いやいや、電話もお見舞いもしなかったら、俺が干からびるからしてるだけだよ。それじゃ、俺、ホテルに連絡してみるね」
智は櫻井に感謝の気持ちでいっぱいだった。
「潤、大丈夫か？疲れてないか？」
櫻井はLINEで松本にコンビニに行こうと誘い出した。
「うーん、疲れてないって言ったら嘘になるけど、まーが順調に回復してるから疲れ感じないんだよね」
松本は嬉しそうに答えた。
「そうだよな、本当に俺も夢のようだよ」
でも、そういう時ほど知らず知らずのうちに疲れが溜まっているものだ？
「潤、今晩からニノとこのホテルに泊まりな。雅紀は安定してるし大丈夫だよ。夜はゆっくりした方がいい。来週からはクリニックにも帰ってきてもらうんだし」
「もう予約取ってくれたんだ、ありがとう、翔さん。何から何まで…」
松本は櫻井にペコっと頭を下げた。
「ところでさ、ノロが流行ってんだって？なんでこんな時期に…」
「わっかんねえんだよなぁ…。どうもこれまでのウイルスと型が違うみたいだ」
「そうなんだ…。怖いね。まーが退院したらかからないように気をつけないとだね」
コンビニで必要な物を購入し、部屋に戻った。
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いずみ(プロフ) - ひろさん» いつもお読み頂きありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2020年9月10日 23時) (
レス) id: 3797474e34 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 毎日 更新楽しみにしてます。まぁくん元気になって良かった。続きが楽しみです。 (2020年9月10日 6時) (レス) id: c60b3962ed (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - ひろさん» はじめまして！嬉しいコメントありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願いいたします。 (2020年9月5日 23時) (レス) id: 3797474e34 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 初めまして。この作品大好きです。更新されるのを 楽しみに待ってました。素敵な作品ありがとうございます。これからも 読ませていただきます。 (2020年9月5日 19時) (レス) id: c60b3962ed (このIDを非表示/違反報告)
Lima(プロフ) - いずみさん» え！本当に嬉しいです(;_;)どう言葉表現したらいいか...ぜひこれからも楽しんで頂けたら幸いです！！ (2020年9月5日 12時) (レス) id: 8c2f3cec2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いずみ | 作成日時：2020年6月19日 0時
