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「ねえ、雅紀。今度な、隣町に歯医者ができるんだって。その先生は雅紀みたいに使えない麻酔があったりする人の治療もしてくれるらしいんだ」
「いつできるの？」
「詳しいことはまだ分からない。でもね、その先生は今、ニノがいる病院で働いてるんだって」
「ニノのとこ？」
「うん。それでニノに連絡取ったら、今週予約取れるか聞いてみるって言ってくれたよ。予約取れたら行ってみる？」
「……東京………行けるかな…」
雅紀は自信がなかった。
「雅紀が行きたいなら、もちろん俺が一緒に行くよ。俺が車出すから、休みながらゆっくり東京に行こう？」
さすがに雅紀も智も驚いた。
「もちろんって…。まあ、まーが飛行機で東京まで行くとか言ったら、翔さんは仕事が手につかなくなるだろうから翔さんも一緒に行った方がいいよ」
「いいの？松潤が忙しくなるんじゃない？」
「大丈夫、大丈夫。時給倍にしてもらうから」
「いいよー。雅紀と行けるんだもん、3倍でもいいよ」
櫻井の返事に、松本は半分呆れたように頷いた。
二宮から電話がかかってきた。
「翔ちゃん？明後日の午後イチなら大丈夫みたいだけどどうかな？」
午後イチなら、朝出ればいいから1番ベストな時間だった。
「明後日の午後イチだって」
「おー！よかったじゃん、まー！早くて！！」
松本は雅紀の肩を抱いて言った。
「俺たちも明後日なら大丈夫だよ」
「さとくんも一緒に来てくれるの？カフェは？」
「一緒に行くよ。まーちゃんが1番大切だもん。何にも気にしなくていいから。ね？」
みんなの優しさに、雅紀はまた涙がポタポタ。
「ありがとう〜…がんばるー…」
雅紀の声が二宮にも聞こえたようだった。
「まーくん、泣いてんの？」
「雅紀はピュアだから、すぐ刺さっちゃうんだよね。ホント、かわいいよね〜」
「あー…そうねー…。潤くんは？いる？」
「うん、いるよ。代わるね〜」
櫻井は松本にスマホを渡すと、雅紀に駆け寄った。
「もう…かわいいな〜、雅紀。嬉しくなっちゃったの？」
コクンと頷いた雅紀に櫻井はまたもやられてしまい、雅紀をぎゅっと抱きしめた。
スマホを受け取った松本は部屋を出た。
「翔ちゃんじゃ話にならないから潤くんに代わってもらった。ごめんね」
「いや、こっちこそごめん。ホントどうしようもないわ」
完全に諦めたような松本の返事に、二宮は笑ってしまった。
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蛍(プロフ) - 今頃読みました！更新ありがとうございます！うれしい！元気なまーくん、ニノも元気にお医者さんしてる…嬉しくて一気に読んじゃいました。本編はまたゆっくり、いつまでも待ってます！ (2022年5月30日 19時) (
レス) @page29 id: 1a848003a8 (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - あのひさん» そう言って頂けてとても嬉しいです。そうですね！翔ちゃんとたくさん話が弾んだかなと思います！気まぐれにまた番外編を載せるかと思いますので、その時はよろしくお願いします。 (2022年4月20日 22時) (レス) id: d2293ee81b (このIDを非表示/違反報告)
いずみ(プロフ) - *ｈａｎａ*さん» こちらこそ、コメントありがとうございます！また優しいお言葉嬉しいです。これからもよろしくお願いします。 (2022年4月20日 22時) (レス) id: d2293ee81b (このIDを非表示/違反報告)
あのひ(プロフ) - 久しぶりに仲間たちに会えて、とっても嬉しいです！番外編、得した気分です♪翔ちゃんとの帰り道も楽しそうですね。 (2022年4月19日 21時) (レス) @page29 id: 2bf0d880c6 (このIDを非表示/違反報告)
*ｈａｎａ*(プロフ) - なんて素敵なお話、読ませて頂き本当にありがとうございます！ 幸せそうな雅紀くんに、こちらまで最高に幸せな時間を堪能できました。本編のほうは、ゆっくりゆーっくりお待ちしております(*^ ^*) (2022年4月19日 10時) (レス) @page29 id: aade336626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いずみ | 作成日時：2022年4月18日 22時
