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翌朝。
夜勤明けの相葉ちゃんと交代で入れ替わりだ。
「おはようございまーす。夜勤の皆さん、お疲れ様です。」
まずは、ナースステーションにご挨拶。ナースの機嫌を損ねないようにすることは、医者として重要な仕事の１つだ。
「相葉ちゃん、昨日の子どう？夜、大丈夫だった？」
「あ、はい！特に問題ありませんでした。まだ、眠っています。」
「良かった。ホント、昨日はびっくりしたわ」
机の上に載せられてる夜勤中のデータを確認していると、
「先生、ちょっとお時間いいですか？」
まだ、ナース着姿の相葉ちゃんに声をかけられた。
「ん？いいけど。」
わざわざ、別室に入る相葉ちゃん。
何の話だろう？もしかして、退職とか？
「何？どうかした？」
「いや、昨日さ、翔ちゃんが連れてきた子なんだけど」
「あー、彼女ね。彼女どうかした？まだ、寝てるんでしょ？」
「そうなんだけど。いや、体の方は安定してるんだけどね、その。。」
「ん？」
「いや、昨日彼女が掛けてた鞄の中とか、財布とか見たんだけど、本人確認が取れるものが何も入っていなくて。名前が確認できないんだ。」
「え？学生証とか保険証とかも何もないの？」
「ないんだよ。財布には現金しか入ってなくて、カード類は全く入っていないの。それにスマホも持ってなかったし。全部家に置きっぱなしなのかな」
「近所に出かけたときだったのかもね。うん、分かった、ありがとう。目を覚ましたら、聞いてみるよ」
「あんまりいないからさ、そういう人。珍しいなと思って」
「そうだね。お疲れ」
相葉ちゃんは、勘が鋭いところがあるからな、と思いつつも、名前なんて聞けばわかるさ。それぐらいにしか捉えていなかった。
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いずみ(プロフ) - meiさん» 初コメント下さり、ありがとうございます！嬉しいです！これからもよろしくお願いします！！ (2020年2月7日 16時) (
レス) id: 9c1572c021 (このIDを非表示/違反報告)
mei(プロフ) - 感想書かせていただきます！！ほんとに心が暖かくなる作品だなーと思います！！これから主人公がどうなるのかなーとワクワクしながら更新待っています！楽しみです！頑張ってください！！ (2020年2月7日 14時) (レス) id: fd406e97dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いずみ | 作成日時：2020年1月24日 14時
