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お話 49 ページ4
嫌いになった理由は、真澄にも言ってねぇよ。
万里は、そう言って紫織の頭に手を置いた。
｢確かに、万里から劇団に入ったって言われたら、完全に裏切られたと思っちゃう。｣
真澄って、意外とよく見てる子？
紫織は、そんなことを思っていた。
｢……。理由、聞いてもいいか？｣
真澄がいつの間にか開場にいた。
万里と紫織は顔を見合わせて紫織は、決意したのか真澄に向いた。
｢私、自分で言うのもあれなんだけど……。中学時代迄、売れっ子の人気子役だったのよ。舞台も映画もドラマにも引っ張りだこ。あの時は、演劇が本当に大好きで……。辛くても、頑張れるくらいに。｣
そう。大好きだったの。
みんな、褒めてくれた。
｢演劇してる時、本当に生き生きしてるね。｣
｢最近、ふうちゃんが、お友達のみんなに自慢してたらしいよ！一緒に共演すること、楽しみにしてるよ！｣
兄からも褒められ
｢僕、げいのうかいはいる！｣
可愛い弟、風斗は私に憧れ、私が芸能界入りした同じ年齢で事務所に所属。
学校の友達も、応援してくれてた。
まだ、みんなに必要とされてたの。
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杞鞠(プロフ) - かなとさん» すみません。ありがとうございます (2019年6月9日 16時) (
レス) id: c7dd7038ee (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年6月9日 16時) (レス) id: b946a130ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：杞鞠 | 作成日時：2019年6月9日 16時
