鳥。１４０ ページ39
＊
「「「あ！！」」」
視線の先には、"３１５"の数字が小さく書かれていた。
羽雪「嘘！受かった！受かりました！」
臣「やっぱ毎日勉強頑張ってたからじゃね？凄ぇ」
『合格！やった！よかったね！』
羽雪「もう、夢みたい」
臣「本当、夢みたいだな」
＊
『もう羽雪ちゃんと同じ屋根の下で暮らせないんだね』
臣「いや、それお前が言ったんじゃん(笑)」
『いや、そうだけど、やっぱり寂しいよ』
羽雪「度々帰ってきます。お２人にもまた会いたいですし、暇な時来ます」
『ほんとに？二人仕事でいない時結構あるかもしれないけど、美愛さんいるからいいよね。うん、大丈夫』
臣「羽雪ちゃん大丈夫っつってねーからな(笑)」
『そこ、細かい事は気にしない』
臣「はいはい、すいません」
とうとう今日、羽雪ちゃんが家を出ていってしまう日。
名残惜しい事も沢山ある、してあげたかった事も沢山ある。
でも、これは羽雪ちゃんの人生だから
私達がどうこう口出しする事じゃない。
今日から羽雪ちゃんの第二の人生が
始まるんだから＿＿＿＿＿
＊
大きく開け放たれた扉、さらさらと流れる芝生。
ゆらゆらと揺れる花達
全てが羽雪ちゃんのこれからの道を応援するように
そして、哀しむように羽雪ちゃんを見送っている
羽雪「本当に、ありがとうございました。こんな見知らぬ私をここまで育ててくれて、本当に感謝しています」
『大袈裟だよ。こちらこそ、ありがとう。羽雪ちゃんと過ごす時間はとっても楽しかった。また、いつでも遊びに来てね。いつでも待ってるからね』
臣「ああ、また来てな。俺ら待ってるから」
羽雪「はい。今度会う時は今よりももっと立派な大人になってから会いに来ます(笑)」
『うん、また来て』
羽雪「はい。では」
ありがとうございました。と、深々と頭を下げどんどん遠ざかっていく背中。
その背中、明らかに来た時よりも大きくて
そして立派な背中へと変わっていた
明日から一人いない生活を
始める事になる＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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れおな(プロフ) - 私はここで待ってますよ！ (2016年3月16日 19時) (
レス) id: 97edbd6df0 (このIDを非表示/違反報告)
エマ@ロス - 移行楽しみです^^ヤンデレSHOPの方も頑張ってください^^^% (2016年2月27日 11時) (レス) id: b9e7d78a19 (このIDを非表示/違反報告)
れおな(プロフ) - すごい偶然ですね・・・単位のつけ忘れはテストでよくあります！しっかり見直さなきゃーと思っても次のときには忘れてるんですよね（泣） (2016年2月5日 18時) (レス) id: 97edbd6df0 (このIDを非表示/違反報告)
HRARTK - 続き気になっています！更新楽しみにしています！ (2016年2月4日 18時) (レス) id: fd51683f7d (このIDを非表示/違反報告)
おのでら なつみ(プロフ) - この続きみたいです！！ (2016年1月21日 19時) (レス) id: 513c25d2a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひゃこ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mari20031/
作成日時：2015年7月29日 10時
