エイプリルフール H.Takahiro ページ3
ただ今崇裕の家でお家デート中
時間はあっという間に過ぎた
帰り際に勇気をだして言ってみた
「…ねぇ 崇裕 うちら別れよっか」
『…えっ なんて?』
「だから 別れよう」
『…何で? 俺のこと嫌いになったん?』
「…じゃあね」
私は一方的に別れを告げ崇裕の家をでた
事の発端は昨日
親友の優梨に何気なく最近彼氏がスマホを見ながら嬉しそうに笑ってるから
浮気をしてるんじゃないか心配だと言ったら
《じゃあ試してみれば 濱ちゃんのことか》
「えっ どういうこと?」
《別れようって言って それで追いかけて来てくれるかどうか》
「でも本当にわかれちゃったら…」
「大丈夫 明日 何の日?」
「明日… あっ エイプリルフール!」
「そういうこと」
という話になり さっきの会話になった
この先どうなるんだろうかと考えながら歩いていると
あっという間に家へついてしまった
「ただいまー」
と返事のない部屋に言う
リビングに入りソファーに座ってスマホを見ると
崇裕からのLineやメール 着信履歴が何十件も入っていた
「連絡くれるぐらいなら追いかけて来てくれてもいいじゃん…」
わたしはそのまま眠りについた
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作者名:海流々 | 作成日時:2015年3月30日 20時