【明治東亰恋伽】君が笑うから2【菱田春草】

74話 ページ33

鹿鳴館パーティー当日。
私は、鴎外さんが読んだ馬車で鹿鳴館へ。
私の目の前に春草がいるけれども、何か変な空気。


鹿鳴館に着くとすぐ私は、音二郎さんの元へいった。



貴方「遅かったかっ……。」


私の目の前には、長蛇の列。
流石音二郎さん……。


音二郎「おぅ、A!」

貴方「音二郎さん。」

音二郎「待ってたぜ!」

貴方「すみません、遅くなって。」

音二郎「いいんだ、いいんだ。それより、服似合ってるじゃねぇか。」

貴方「ど、どうもありがとうございます……//」


よかった……、少し心配だったんだよね。
ドレスとか初めてだから……。


音二郎「じゃ、いこうぜ。」

貴方「うん…!」


並んでいた人達の話が少々耳に入るが別に気にしてはなかった。
音二郎さんについていっていると、たどり着いたのは、鏡花さんの所だった。


音二郎「よう、鏡花ちゃん。」

鏡花「だから、鏡花ちゃんって………!!」

貴方「鏡花さん、お久しぶりです。」

音二郎「Aの服、よく似合ってるだろ〜??」

鏡花「…!!ま、まあね!か、可愛いちゃ、可愛いかな……!!!」


凄いツンデレ……。
てか、褒められてる?!マジで！嬉しい……!!(感動)


鏡花「僕と一曲踊らない…?」

貴方「え。」

音二郎「おっと、そうはさせないぜ鏡花ちゃん。Aはまず俺と踊る約束なんだ。」

鏡花「はぁ？そんなの、僕に関係ないし!」


あぁ、喧嘩し始めちゃった……。
……、春草さん何してるかな……。

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