【明治東亰恋伽】君が笑うから2【菱田春草】

71話*NOsido* ページ30

貴方「それが運命なんです…。」

春草「取り消したり出来ないの…?」

貴方「分かりません。それは、私を過去に連れてきた彼にしか＿＿＿。」

春草「……、お別れなの?」

貴方「運が悪いと。」


彼女は、窓のから月を眺めた。
そして、涙を流した。


貴方「ずっと、春草さんといたい…。」

春草「だったら、行かなければいい。」

貴方「…!!そっか…!!約束の場所に行かなければいいんだ!!」

春草「そういうこと。」


やったやったと、跳び跳ねるA。
すると、後ろから春草に抱き締められた。


春草「僕も、君といたいから……。」

貴方「春草さん……///」

春草「まぁ、君の気持ちが変わったとしても、僕が逃がさないけどね。」

貴方「あはは……。」


彼女は、苦笑いをした。


春草「愛してる。」

貴方「何ですか急に!!」

春草「いゃ、そういう反応が見たかったから。」

貴方「か、からかってますね…?!」

春草「うん。」

貴方「最低ー！春草さんやっぱり今の取り消しで!帰ります!!!」


Aが、本当に怒ったと言う顔で春草に向かって言って、部屋を出ようとすると。


春草「ごめん、だから帰るだけはやめて。」

貴方「ふっ、嘘に決まってるじゃないですか。」


彼女がくるりと、向き直って言った。


貴方「大丈夫です。私は帰りませんから!」

春草「嘘……。罰に、今日は僕と寝ること。」

貴方「何でそうなるんですか?!」

春草「別にいいじゃん。恋人なんだから…//」

貴方「確かに、そうですね…///」


何処か照れてる一面も見せる二人であった。

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