【明治東亰恋伽】君が笑うから2【菱田春草】

69話*〃* ページ28

僕は、僕に出来ることを……。


春草「さっき、レテが来た。」

貴方「……。」

春草「で、レテに言われたんだ、君を救えるのは僕だけだと…、それで君に言いたいことがある。」

『好きだ。』


突然の告白で、戸惑う彼女。
目を大きく見開いて、震えている。


春草「僕は、その…、春樹って人の代わりにはなれない、けど君が好きだと言うことは同じだと思う…!」

貴方「……。」


僕は、彼女を抱き締めた。
彼女の、温もりが感じられる。


春草「僕は、君を救いたい。一人で抱え込まないで、僕を頼ってよ…。」

貴方「春草……さ、ん……。」


僕は、涙を流した。
彼女の手が僕の背中にきた。


春草「絶対、君を苦しめないから…。」

貴方「私には、春草さんが眩しすぎます……。」


彼女が喋りだした。
手を離すと、彼女も涙を流し、笑っていた。


貴方「私も、春草さんが好きです。」

春草「…!!」


彼女からの告白。凄く嬉しい。顔が熱くなるのがわかる。
僕は、彼女の顎をあげ口付けをした。

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