MargueriteBoy♭-第8章-

自分勝手 ページ38

飲み終わって部屋を後にするとき、隣の部屋は既に空になってて安心した


『わー、頭痛いかも笑』

歩きながら頭痛がした

『酒飲んで泣けばそうなるだろ笑』

笑いながら的確な答えを述べる剛人


『この後どうするー！？』

前方にいる数人で次のお店を決めているよう

一緒に行きたいけど‥今夜話すって言った私、、
まあ、もう私がするべきこともないけど。

そんなことを考えながら外に出ると来るときは寒く感じなかった５月の夜風が涼しく感じた

『うー寒いね』

『これ着れば？俺暑いから』

剛人からの申し出を‥うーん、そう悩んだけど
次のお店まで歩くだろう時間寒さを我慢するのは辛いから借りることにした


『コンビニ行ってくるけど何かいるー？』

そう一人が隣のコンビニを指差すと

『俺いいや』

私も用ないな‥

『私も待ってるね』

結局。ゆらゆらと揺れてた決意は、もう私が言うまでもないと思って残ることにした。

皆行くらしく剛人と私でコンビニ待ちをすることになった

『A頭痛いんでしょ？ウコンいるー？買ってくるよ』

『ありがとー＾＾』

最後にコンビニに入っていく友人に感謝した


『本当よく泣くよね、目腫れそう』

背をかがめて私の顔を覗き込んで呆れたようにこの一言。

高校卒業間近になると寂しくて、最後の授業に送別会、卒業式
卒業のイベントごとはことごとく泣いたのを知ってるから。

『笑 韓国行ってから泣かなくなったよ？今日はt‥』

たまたま、そう言おうとしたら自分の視界に入ったその人を見て固まった


「A、帰ろう」

声のトーンも表情も。既に怒ってる、そんな感じ

突然現れて怒ってるこの人はなに‥当たり前だけどそう思った

『‥この間の人？』

『あー‥そうだね、偶然だよね、、＾＾』

目の前に突然現れたひょく

‥剛人は１度会っている、まだ幸せだった頃に‥公園で。


「‥行くよ。」

無視してると手首を掴まれて引っ張られた

『ちょっと、何！？』

手首を反対側に引っ張るけど意味なんてまるでない

剛人はこの普通じゃない状況にただビックリしてる


「人に見つかったらまずいから早く来て。」

怒ってる理由は多分、待っててと言ったのに待ってなかったから。
それで勝手に現れて引っ張られるのはペンにバレるとまずいから。

あまりにも自分勝手すぎてイライラ‥

『‥ちょっと先行ってて、、』

『ああ、わかった』


このまま抵抗してもラチがあかなそうなこの状況に一旦‥黙って着いていくことにした

狡い人→←笑えるくらいに

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