MargueriteBoy♭-第8章-

短すぎる電話 ページ4

携帯をとって少し離れたところで電話に出た

「もしもし」

「もしもし俺」

声を聞くのは１日も経っていないのに１日以上ぶりに感じる

「うん、」

「大丈夫？」

今日何度言われたかわからない、“大丈夫”

大丈夫じゃないけど大丈夫、初日から大丈夫じゃないなんて思ったらやっていけない。
大丈夫、そう答えるしかないことに気持ちがいっぱいいっぱいだった

「‥うん、」

「大変なの？撮影、連絡出来ないって」

「ちょっとだけね」

ピーク時のひょくに比べたら変わらないと思ったから大変なんて言えなかった

「無理しないで」

「‥ありがとう、もう行くね」

「ん、また連絡する」


電話を切ってミンソさんの元に戻った
短すぎる電話で話したいこともドラマの不安も何も話せなかった

MS「彼氏？」

「まさか、いませんよ笑」

はい、なんて口が裂けても答えられない

「ふーん？いないのね＾＾」

勘づいてる気はするけど突っ込めば自爆する、そう思って流した


.


.


.


YJ「‥あっちで寝てきなよ」

‥ついウトウトしてしまった

「すみません‥大丈夫です、」

YJ「もう２日寝てないんだろ？みんな心配してるよ」

寝てないどころか帰れてもない、

「うー‥台本が憎いです、、」

机にゴツンと顔を伏せた

撮影が始まってからほぼ一緒にいるユンジさんと打ち解けるのに時間はかからなかった

「笑 わかったから３０分くらい撮影まで時間あるから寝てこい笑」

「すみません、、」

お言葉甘えて眠りについた


３０分して起きてまた撮影に挑む‥

毎日毎日そんな日々を過ごした

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