MargueriteBoy♭-第14章-

ぶれぶれのぐにゃんぐにゃん ページ45

ガラガラと崩れた信頼もどこからともなく生まれた不信感も。
拭える何かがあったわけじゃない

ただワインのことも反省してるみたいだし
ひょくはいつだって女の子に対してはいつもあんな感じだし…って。


眠すぎて怒りも何もかもどうでもよくなってるという自覚も…あったりする


今はその都度ぐにゃんぐにゃんになってる彼への気持ち


「寝んの？そのまま寝ると明日きついよ。」

「んー…」

「風呂、手伝いに行こうか？＾＾」

「んー…大丈夫、ありがとう…」

…んっ、って起き上がると聞こえた笑い声

ソファの背に頭を付けて聞こえてくる笑い声に耳を傾けて
一瞬わからなかった笑いの意味も会話を思い返してすぐに気付いた、けど


落ち着く笑い声をそのまま聞いてた

「どこ？ベット？」

「んーー………まだ…」

聞いてるのにもう頭の中で流れていく言葉を捕まえるのに精一杯


「本当早く寝な。笑」

再び聞こえてきた笑い声に、言葉に。耳を傾けたまま遠のいていく意識ー…



「、、？**？…A…っ！」

「………はい。」


…心底、ビックリした…一瞬で寝てた自分に。

何度か呼ばれた気がした名前に
呼ばれてた意味もわからないまま…あたかも聞いてました。みたいに返事をしてた



ビックリしすぎて少しだけ飛んだ眠気


「ヤー…笑 また風邪引くからせめてベット行け。」

「…ん、お風呂入って寝る。」

少しだけはっきりした頭


「確認しに行く。」

「んー、大丈夫。ひょくも風邪完全に治ってないでしょ？早く寝なきゃ。」

おやすみ、と終った電話



来ると言ったひょくを制した理由に嘘はなくて。



今はぶれぶれだから。

明日にはまたひょくに対しての気持ちが変わってるかもしれない



けど。


ただ今は韓国を旅立つ朝には
美味しいワイン飲んでおいで。って笑顔で言ってあげたいなってそう思ってる

くるくる、ぐるぐる→←だったらいいな。

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