限界値 ページ22
放たれた一言に…私が早く帰ろうとした努力と気持ちが全て無駄になった気すらした
何故かシーンとしたのはトーンが大きくなったひょくの声のせい
だけど今もシーンとしてるのは皆さんが彼の視線を追って行き着いた私の顔を見てるから。
…笑みを返すとドンへさんが何を思ったのか慌てて付け足すようにされた
この集まりにひょくがいるのはその隣に座ってる子がペンだから。
というのはもうただただ誘発剤のようなもので
SY「お、お借りしてます^^」
「^^」
遠慮がちに放った可愛い彼女の横で満面な笑みの旦那様に。
家を出るときいじっていた携帯やなんの変哲も無い日常風景が疑いに変わって
今日の楽しかった時間まで霞んで見えた
「^^」
もう色々…我慢に我慢して笑みを返すので精一杯で
「甘めなのがいいな^^」
お酒を飲まないと乗り越えられそうになかった
全てわかっているキュヒョンが笑って選んでくれたワインに
他のものも頼もうとメニューを見れば異国情緒溢れるそのメニューに思い出した
すぐそこまできている予定
「あ、もうすぐ旅行だね^^」
怒りも一瞬忘れてつい溢れた笑みに
「ワインでも買ってきてもらえば?笑」
遠くから聞こえたその小馬鹿にしたような一言は私の中の限界値を…越えた
キュヒョンが海外遠征で毎回ではないけれどたまに買ってきてくれたワイン
何か特別な日に開けると楽しみに大切に大切に取っておいたその数本のワインを
あの馬鹿男によって。
1本駄目にされてしまったことを思い出した
ついさっき、部屋中に充満していたその香りとか
キッチンで発見した空になった瓶とか…全て鮮明に思い出して蘇ったその到底許せそうにない怒りに
「あー…そしたらせっかくだから今度は一緒にうちで飲もう?^^」
レッスンが終わってから守ってきた禁忌
ぶーぶーと鳴り出した携帯を無視してると
KH「…本気で言ってんの?」
さすがに…と言うようなキュヒョンに
「旅行帰ってきた日は疲れる?一緒に飲まない?旅行の話聞きたい^^」
yesの代わりに提案した日程
それは帰国後にすぐに会う相手が彼氏ではないこと
自分の彼氏には会う気がないということ
この部屋にこの話の意味がわかる人は私以外に3人しかいなくて。
その3人が同時に口を閉ざしたともなれば少しこの部屋が静かに感じた
静かになった部屋に響いた机の上で鳴るマナーモードの携帯
ぶーぶー、と鳴ってるその携帯の電源を落とした
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ヒョコ(プロフ) - 了解しました!楽しみに待ってます。ありがとうございます。 (2015年11月23日 0時) (レス) id: c99aadba13 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - ヒョコさん» ひょこさん、こんばんわ初めまして^^申し訳ありません…手直し中のためPWで見えなくさせていただいていますが直し次第すぐに公開させていただきます!お待たせしてもうしわけありません…よろしくお願いしますpq (2015年11月22日 21時) (レス) id: f5657cc29d (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - さくさん» さくさん、初めまして^^コメントありがとうございますpqそしてPWなのですが…今15章を修正中なので終わり次第全体公開します!ので、もう少しお待ちいただければと思いますpqすみません…これからもよろしくおねがいします!!^^ (2015年11月22日 20時) (レス) id: f5657cc29d (このIDを非表示/違反報告)
ヒョコ(プロフ) - こんにちは、いつもこっそり、覗かせていただいてます。続きが読みたいのですが、パスが分からず…お手数ですが、教えていただけますでしょうか?続きが気になり、うずうずしてます (笑)宜しくお願いします。 (2015年11月17日 19時) (レス) id: c99aadba13 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - ぽむさん初めまして!さくと申します!この小説に出会い毎日読むのが楽しくて、ぽむさんのファンになりました!!続きを読ませていただきたいのですがパスワードが分かりません。教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします! (2015年11月11日 0時) (レス) id: 789ffd83d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむ | 作成日時:2013年9月18日 6時