余裕なし。 ページ2
体温計を見て固まってる場合じゃなくて。
本日既に3度寝に入ってしまっているひょくに事前収録だと確認して起こした
秋夕まであと1週間もない、ということは
ひょくの旅行だって1週間もない…のに……と、とんでもないことをしてしまった自覚だけはある
「…食べれる?」
寝むそー…に、気怠そー…に椅子に座ったひょくに一応朝食は出すけど
「んー…。」
と手を伸ばすのはスープだけで……食欲もないらしい…。
「俺死ぬみたい…。」
スープを啜りながらひょくがポツリ発した言葉に……胸が締め付けられた
「そんなに体辛い…?」
罪悪感で…居たたまれない
「…笑、Aの顔がそんな感じ。あ、でも死ぬ前に顔に穴があきそう。笑」
してやったりな顔でふっ、と笑うひょくに死ぬほど辛いわけじゃないとわかって安心した
大丈夫、その言葉を何度聞いても心配し続ける私への優しさだなんてわかってる
自分の予定と照らし合わせようと
「今日予定あるの?」
聞いた、のに。
「ううん、でも宿舎にいるよ」
…ないけど、来ない。その答えは想定してなかった
「…何で?」
そんなハッキリ言われると寂しい…そう思ったのもつかの間
「ほらー…移るといけないしね?^^」
……仕返しだと気付いた
私のは気遣い。だったけど…ひょくのその笑顔に含まれた言葉は私のものと違うってわかった
「同じウィルスにはかからないらしいから大丈夫!だから……ここ来て?」
「…積極的ー…笑」
何かと嬉しそうな顔をしてからかってくるけど
「とにかく、今日はここに帰ってきてね。私の方が遅いかもしれないけど寝ててね」
そんな余裕毛頭ない。
もはや呆れてるように笑ってるだけのひょくに
「…ねっ?」
催促をすると
「はいはい^^」
仕方ないなー…みたいに
だけどちょっと嬉しそうに見えたのは
やっぱり私の気のせいじゃない気がした。
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ヒョコ(プロフ) - 了解しました!楽しみに待ってます。ありがとうございます。 (2015年11月23日 0時) (レス) id: c99aadba13 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - ヒョコさん» ひょこさん、こんばんわ初めまして^^申し訳ありません…手直し中のためPWで見えなくさせていただいていますが直し次第すぐに公開させていただきます!お待たせしてもうしわけありません…よろしくお願いしますpq (2015年11月22日 21時) (レス) id: f5657cc29d (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ(プロフ) - さくさん» さくさん、初めまして^^コメントありがとうございますpqそしてPWなのですが…今15章を修正中なので終わり次第全体公開します!ので、もう少しお待ちいただければと思いますpqすみません…これからもよろしくおねがいします!!^^ (2015年11月22日 20時) (レス) id: f5657cc29d (このIDを非表示/違反報告)
ヒョコ(プロフ) - こんにちは、いつもこっそり、覗かせていただいてます。続きが読みたいのですが、パスが分からず…お手数ですが、教えていただけますでしょうか?続きが気になり、うずうずしてます (笑)宜しくお願いします。 (2015年11月17日 19時) (レス) id: c99aadba13 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - ぽむさん初めまして!さくと申します!この小説に出会い毎日読むのが楽しくて、ぽむさんのファンになりました!!続きを読ませていただきたいのですがパスワードが分かりません。教えていただけないでしょうか?よろしくお願いします! (2015年11月11日 0時) (レス) id: 789ffd83d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽむ | 作成日時:2013年9月18日 6時