MargueriteBoy♭-第13章-

AorB ページ44

きっと最初から決まってた

最初っから私の地獄行きは決まってたんだと思う


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いつも通りアラームの音で起きたけどいつも通りじゃない身体

あー…下がらなかったんだ…そう思って重い身体を起こして朝ごはん…と思ったけど
目を開けたひょくにギリギリまで寝てな、そう言われて甘えることにした


それぞれに撮影現場のマンションに行って

「おはようございます＾＾」

なんて白々しい挨拶を終えて始まった撮影。



早速届いた本日のミッションカード

“１年が過ぎ絆も深まった２人に絆テストを行います。天国か地獄か……”

そうかかれてるカードとＡｏｒＢ。



なんだろう？そんなこと言いながら見たカード

Ａ.バンジージャンプ

Ｂ.プール



「プール！！！！」

「バンジー！！！」

叫んだのはほぼ同時だったと思う

「…プール！！！！！」

「…バンジー！！！！！」

意見が違うとわかってからまた叫んだ結果も噛み合わなかった


「…バンジージャンプだけは絶対嫌。」

あんな高いところから飛ぶことを想像しただけで鳥肌…そう私はプールを選んだ

「こんなんもろ天国っていう方が地獄って相場なんだよ」

Ｂのカードをぽいっ、と投げてそういうバンジージャンプを選んだひょく

「地獄だとしてもそっちよりまし。」

選択肢にもはやＡなんてない。


「なんで？地獄ってわかってて行くなんて馬鹿でしょ」

笑ってるけど目が訴えてた、お前熱あるだろ！！！って。

「行ってみないとわかんないよ」

だけど熱より何より恐怖が嫌で多分今年一番必死だったと思う



20分くらい揉めて決まった行き先



熱より恐怖でも

恐怖以上のものって……あったのかもしれない

試練→←感染力０

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