MargueriteBoy♭-第13章-

確信犯 ページ41

座っていたはずなのにだらりと体重をかけられて横に倒れそうになるのを片肘を付いて耐えた

「ひょく重い…！」

肩を押してもどいてくれなくて

「ひょく…私熱あるの…。」

何を言っても、んー…って目を瞑って口元を緩めるだけ。

ヘトヘトな体に力なんて残ってなくて耐えてた片肘もギブアップした



…重。ひょくを見て顔を上に向けたら


パチリ。



…あ。

SN「オンニ達…知ってましたけど……仲いいんですね…＾＾笑」

……完全に引かれてた


「違っ！！！…いつもはこ「そう＾＾ラブラブだから。ドンへの入る隙はない＾＾」

いつもはこうじゃない、そう言おうとしたら
さっきまで目すら開かなかったひょくが顔をあげてガシっと腕でホールドして言った



…これが言いたかったんだ、絶対。


言い返したいが為の策略だったんだ、絶対。




セナさんもそう思ったのかクスクス笑うだけで、

「もー…わかったからー…笑 …早く送ってあげて…」

私だけ必死でもう熱が上がりそう。

ぎゅっ、とホールドしている腕にちょんちょんと叩いて急かすと


「わかったわかった。笑 ほら、セナ行くよ」

…やっと動いてくれた

「また明日ね＾＾」

明日もあるうぎょるの撮影までばいばいと告げるともう甘甘モードは終わりなのか

「んー…」

なんて返されて。


SN「おんにお大事にして下さいね！あ、おんにはこのままで！」

その言葉に甘えてコテンと、ソファに横になったまま

「おやすみなさい、またね＾＾」

ずんずんと歩くひょくの後ろについて行くセナさんを見送って



なんかおっぱなんだけどおっぱみたい…とか、

今度送ってもらいたいなー…とか。



少しの羨ましさと少しの憧れを抱きながら


気付けばそのまま目を閉じてた

ご褒美→←わけが…

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