MargueriteBoy♭-第13章-

ゆらゆら ページ38

「どうしたの？」

携帯を置いて重みのある右肩に少し頭を傾けてコツン、とぶつけて小さく、聞いてみた


…だけど反応は返ってこなくて。


「…ごちそうさま？」

移し終えた箸をカチャ、と置いて
お腹にグッと力が加えられている腕に腕を重ねてぽんぽん、と叩いて聞くと

コクり、と肩で少し動いた頭

カサっ、と動いた髪の毛が少し痒くて。
うーん、結構ご飯まだあったわりに食べ終わるの早いな、とか
その理由を考えると私も少しは反省しなければいけないのに愛おしくて。

「…そっか＾＾」

小さな笑みが溢れた


食器にラップをして冷蔵庫に入れておこうと歩き出すと
何も言わないひょくのピタッと一緒にのこのことくっついてきた


セナさんが食べ終わってるのか少し気になったけど流しからは見えないし
蛇口を捻って洗い出すとお腹に回った腕にゆらゆら〜と身体を左右に揺らされて

「んー？なn「キュヒョンとドンへ……どっちが好き？」

何？と問おうとしたら被せられた…小さな声

ドンへさん？そのワードで思い出す少し前の会話


「……キュヒョンは友達でドンへさんはひょくの親友でしょ？」

orには答えずに質問で答えた
少なからずひょくの言う好き、という気持ちはどっちにも持っていないから…。

小さい声のひょくに自ずと小さい声で返したけど返事は返ってこなくて。


ひょくが欲しかった正解ではないのだろう

かと言ってきっとどんな答えでも気に食わない…昨日の私と同じな気がした


水を止めて手を拭いてゆらゆら〜と揺らす腕に腕を重ねた


私の言葉に何か納得しきれないところがあるのかなとか

水と油の２人の言い合いの中にひょくの心が不安定に揺れる何かがあったのかなとか


少し思い返してみた

ケーキより甘い→←さすが。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す